問題
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45歳の女性 A、小学4年生の男児 Bの母親。Aは、Bの不登校について、教育センターで教育相談を担当している公認心理師 Cに相談に訪れた。親子並行面接の親面接において、Aは Bについて少ししか話さず、結婚以来、夫から受けてきたひどい扱いについて軽い調子で話すことが多かった。Cは、夫との関係で Aが傷ついてきたものと推察しながらも、Aの軽い話ぶりに調子を合わせて話を聞き続けていた。そのうちに Cは Aとの面接を負担に感じるようになった。
E. S. Bordinの作業同盟(治療同盟)の概念に基づいた、Cの Aへの対応方針として、最も適切なものを1つ選べ。
E. S. Bordinの作業同盟(治療同盟)の概念に基づいた、Cの Aへの対応方針として、最も適切なものを1つ選べ。
1 .
Cを夫に見立てて、夫に言いたいことを口に出してみるロールプレイを提案する。
2 .
C自身が、面接を負担に思う自らの気持ちを逆転移と自覚し、その気持ちを重視する。
3 .
ここに相談に来ることでどんなことが違ってきたら良いと思うかを尋ね、目標について話し合う。
4 .
親子並行面接であることを踏まえ、Bへの関わり方を話題の焦点とし、話が他に逸れても戻すようにする。
5 .
Aが話している内容と、その様子が不調和であることを取り上げ、感情体験についての防衛への気づきを促す。
( 公認心理師試験 第5回 (2022年) 午前 問63 )