公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問39
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
心理的な支援を行う際のインフォームド・コンセントの説明として、不適切なものを1つ選べ。
- リスクの説明を含む。
- 支援の経過に応じて常に行われる。
- 他の可能な支援方法の提示は控える。
- 文書だけではなく、口頭のみによる説明もある。
- クライエントだけではなく、代諾者に対しても行われる。
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この過去問の解説 (2件)
01
インフォームドコンセントとは、クライエントが治療や支援を受ける際に、その内容について十分に説明を受け、疑問等を解決した上で同意をする事です。
インフォームドコンセントの説明として適切です。
治療や支援のリスクについても十分に説明される事が必要です。
インフォームドコンセントの説明として適切です。
クライエント自身の変化や支援を提供する側の事情などによって支援内容や方法が変わっていく事がありますので、その度に説明する事が必要です。
正解です。インフォームドコンセントの説明としては不適切です。
複数の支援方法が考えられる場合には、それらを提示した上で、クライエント自身が選択できるよう援助する事が大切です。
インフォームドコンセントの説明として適切です。
文書で伝える事が必須ではなく、口頭で丁寧に説明する場合もあると言えます。
インフォームドコンセントの説明として適切です。
クライエントの年齢や状態によっては、ご家族等への説明が重要になる場面もあります。
医療に限らず、心理的な支援を提供する際にもインフォームドコンセントの考え方は大切です。
クライエントが支援内容について十分に理解した上で支援を開始する事によって、信頼関係や協力的な関係を築く事ができますので、支援について丁寧に説明するよう心がけましょう。
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02
正解は、他の可能な支援方法の提示は控える。 です。
インフォームド・コンセントとは患者が医療行為に関して説明を受け、理解して疑問を解決したうえで医療行為に同意することです。
患者の支援への同意を得るためにリスクの説明を行うことは不可欠であると考えられるため、インフォームドコンセントの説明として適切であるといえます。
支援の経過によって説明しなければならない事柄が新しく生じる可能性などがあるため、その都度インフォームドコンセントを行うことは重要と考えられます。
したがって本選択肢はインフォームドコンセントの説明として適切であるといえます。
最初に提案した方法が拒否された場合、他の可能な支援方法の提示を行うことは想定されます。
また、提示を控えることは患者のリスクにも繋がる可能性があるため、本選択肢はインフォームドコンセントの説明として適切とはいえません。
心理的支援におけるカウンセリングでの治療の細かな変化を、都度文書で説明するのが困難な場面があると想定されます。
したがって、本説明はインフォームドコンセントの説明として適切であると考えられます。
クライエントが病気であったり、幼い場合などは代諾者に対しても行われることが想定されます。
したがって、本説明はインフォームドコンセントの説明として適切であると考えられます。
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