公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午前 問14
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問題
公認心理師試験 第6回 (2023年) 午前 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
子どもに対する鏡像認知課題を通して把握される心理的特質として、最も適切なものを1つ選べ。
- 自己愛
- 自己意識
- 自己概念
- 自己評価
- 自伝的記憶
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この過去問の解説 (3件)
01
鏡像認知課題を通して、子どもの自己意識を把握することができますので、正解は「自己意識」です。
鏡像認知課題では、例えば子どもの鼻に口紅をつけ、その姿を子どもが鏡で見たときに自分の鼻を触れば鏡に映る存在は自分であると理解していることになります。
不適切です。
自己愛とは、自分の能力や自分自身に誇りや自信を持つことです。
適切です。
自己意識は自分自身を意識・認識することですので鏡像認知課題で把握することができます。
不適切です。
自己概念とは、「自分は優しい人間だ」など、自分の外見や性格、価値観などに関する自分の中での考えです。
不適切です。
自己評価とは文字通り自分に対する評価です。
不適切です。
自伝的記憶とは、アイデンティティと強く結びつくような自分についてのエピソード記憶です。
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02
鏡像認知とは、小さい子どもが鏡に映った像が自分の姿だと認識することです。鏡に映った像に興味を示すか、自分だと認識しているかどうかを見ることを鏡像認知課題と言います。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
自己愛とは、自分のありのままを受け入れ、自分を信じて大切にすることを言います。
正答です。
自己意識とは、自分自身に意識を向けること、自分を認識することです。
鏡像認知課題を通じて理解できる特質と言えます。
誤りです。
自己概念とは、自分自身の外見、性格、能力、感情、価値などの概念を言います。
誤りです。
自己評価とは、自分自身について評価することを言います。
誤りです。
自伝的記憶とは、自分が経験してきた事の記憶を言います。
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03
鏡像認知に関する設問です。
適切ではありません。
自己愛は自分自身の能力に対して信頼や自信を持ち、自分自身に誇りをもつことです。
適切です。
自己意識とは自分自身のことを認識する能力のことです。
適切ではありません。
自己概念とは、自分自身についてのイメージ、自己像のことです。
適切ではありません。
自己評価とは、自分自身の能力や成果について客観的に評価することです。
適切ではありません。
自伝的記憶とは、エピソード記憶の一種で、特に自分自身のアイデンティティに関わるような記憶のことです。
鏡像認知課題はミラーテストとも言われ、人では2~3歳くらいで成立するとされていますが、もう少し早い段階で成立しているという説もあります。
人間以外の動物でも自己認識の能力が確かめられています。
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