公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午前 問43

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問題

公認心理師試験 第6回 (2023年) 午前 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

Lewy 小体型認知症の症状や特徴として、不適切なものを1つ選べ。
  • 常同行動
  • 自律神経症状
  • Parkinson 症状
  • 視空間認知障害
  • レム睡眠行動異常

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この過去問の解説 (3件)

01

Lewy 小体型認知症は、アルツハイマー型認知症、血管型認知症と合わせて3大認知症と呼ばれます。

Lewy 小体型認知症の主な症状は下記の通りです。

・幻視

・認知機能が徐々に低下するのではなく、低下したり戻ったりを変動する

・パーキンソン症状(手足の震えなど)

・レム睡眠行動異常(眠っている間に暴れる、叫ぶなど)

・立ち眩みなどの自律神経症状

・抑うつ症状

・視空間認知障害

よって正解は「常同行動」となります。

選択肢1. 常同行動

上述の通り、不適切です。

ちなみに常同行動は、前頭側頭型認知症の特徴的な症状です。

選択肢2. 自律神経症状

上述の通り、適切です。

選択肢3. Parkinson 症状

上述の通り、適切です。

選択肢4. 視空間認知障害

上述の通り、適切です。

選択肢5. レム睡眠行動異常

上述の通り、適切です。

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02

レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで2番目に多い認知症です。脳に「レビー小体」というタンパク質のかたまりができ、それが神経細胞を傷つけることによって生じます。

 

レビー小体型認知症の主な症状は次の通りです。

・認知機能の低下(記憶力、理解力、判断力などの低下)

・幻視(実際には見えないものが見える)

・認知の日内変動(日や時間によって変化する)

・自律神経症状(立ちくらみなどの不調)

・パーキンソン症状(緩慢な動作、筋肉のこわばり、手足の震えなど)

・抑うつ

・レム睡眠時の異常行動

 

よって、選択肢の中では「常同行動」が不適切な症状であり、この問題での正答となります。

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03

認知症に関する設問です。

選択肢1. 常同行動

常同行動はレビー小体型認知症ではなく、前頭側頭型認知症の特徴です。

選択肢2. 自律神経症状

自律神経症状はレビー小体型認知症の特徴です。

選択肢3. Parkinson 症状

Parkinson 症状はレビー小体型認知症の特徴です。

選択肢4. 視空間認知障害

視空間認知障害はレビー小体型認知症の特徴です。

選択肢5. レム睡眠行動異常

レム睡眠行動異常はレビー小体型認知症の特徴です。

まとめ

レビー小体型認知症の特徴は幻視ですが、その他にも選択肢に上がっている自律神経症状、パーキンソン症状、視空間認知障害、レム睡眠行動異常などの症状が現れます。認知機能は良かったり悪かったり、抑うつ症状が見られたりします。

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