公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午後 問4

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問題

公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

調査において、代理回答や記入ミスが起こりにくい実施方法として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 電話調査
  • 留置調査
  • 面接調査
  • 郵送調査
  • ウェブ調査

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この過去問の解説 (3件)

01

それぞれの調査方法を確認していきます。

選択肢1. 電話調査

電話調査は直接のやり取りがあるため、誤解や不確実性を解消しやすく、記入ミスを減らすことができます。ただ、代理回答の可能性が残り、不正解となります。

選択肢2. 留置調査

留置調査は、環境がコントロールされているため、答える際に調査者の影響を受けにくく、誤答や代理回答が起こりにくい特徴があります。環境が一貫しているため、留置場所での調査が他の条件を一定に保つのに役立ちます。ただ、記入ミスの可能性は残り、不正解となります。

選択肢3. 面接調査

正解です。

面接調査は、リサーチャーと対象者の対話が可能であり、質問の説明や補足が容易です。

選択肢4. 郵送調査

郵送調査は受諾率が比較的低いことがありますが、対象者が自分のペースで回答を準備でき、負担が少ないという利点があります。ただし、回答率が低い場合、偏りが生じる可能性があります。よって不正解となります。

選択肢5. ウェブ調査

ウェブ調査は、便利で効率的な方法であり、回答者のプライバシーを保護できます。しかし、特定の人々や地域、技術的な能力に偏ったり、回答者が回答を中断する傾向があることが欠点とされています。よって不正解となります。

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02

調査の方法についての知識が問われています。

この問題の正答は「面接調査」です。

各調査法のメリットやデメリットを整理しましょう。

選択肢1. 電話調査

電話による調査のメリットは、「具体的な回答が得られる」「匿名で解答できる」「回答のための場所に制約がない」「コストを抑えられる」などです。

デメリットとしては、「得られる回答内容に制限がある」「調査で求める対象者にアプローチしにくい場合がある」などが挙げられます。

選択肢2. 留置調査

留置調査とは、対象者のもとへ訪問し、アンケートをお願いして、後日回収に伺うという方法です。

留置調査のメリットは、「回収の際にアンケートを確認し、回答漏れないか確認できる」「多くの情報を集められる」などです。

デメリットは、「コストや時間がかかる」「代理回答ができてしまう」などが挙げられます。

選択肢3. 面接調査

面接調査のメリットは、「調査の対象者本人から回答を得られる」「複雑な内容についても尋ねる事ができる」などです。

デメリットは、「コストや時間がかかる」「調査を拒否されやすい」などが挙げられます。

選択肢4. 郵送調査

郵送調査のメリットは、「広い範囲にアンケートを求める事ができる」などです。

デメリットとしては、「十分な量の回答を得にくい」「代理回答ができてしまう」「記入漏れやミスが起きると対応しにくい」などが挙げられます。

選択肢5. ウェブ調査

ウェブ調査のメリットは、「コストを抑えられる」「データ管理しやすい」「素早く、多くの回答を得られる」「匿名で回答できる」などです。

デメリットは、「代理回答ができてしまう」「インターネット環境がないと回答できない」などが挙げられます。

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03

調査方法における問題です。解答を見ていきましょう。

選択肢1. 電話調査

対面ではないため、代理回答が起こる恐れがありますので、不正解です。

選択肢2. 留置調査

留置調査とは、対象者の自宅等に調査票を持参し、後日回収する方法です。この場合、代理回答や記入ミスの可能性がありますので、不正解です。

選択肢3. 面接調査

面接調査は、代理回答や記入ミスの恐れが少ないため、この解答が正解です。

選択肢4. 郵送調査

留置調査と同様、代理回答や記入ミスの可能性が出てきますので不正解です。

選択肢5. ウェブ調査

これも対面ではないため、代理回答や記入ミスの恐れがありますので不正解です。

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