公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午後 問6
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問題
公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
相関関係を求める2つの変数それぞれから、共通の第3の変数の影響を除いて求められる相関係数として、最も適切なものを1つ選べ。
- 重相関係数
- 偏相関係数
- 自己相関係数
- 正準相関係数
- 部分相関係数
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この過去問の解説 (2件)
01
用語の意味をそれぞれ検討していきましょう。
重相関係数(Multiple correlation coefficient): 複数の独立変数を持つ回帰分析において、目的変数と複数の説明変数の相関を示す指標。よって不正解となります。
正解です。
相関係数の影響を除外し、2つの変数間の相関を第3の変数の影響から分離するのに用いられるのが「偏相関係数」です。偏相関係数は、2つの変数間の相関を求める際に、それぞれの変数が他の変数にどの程度依存しているかを考慮し、その影響を除いた相関を示します。
自己相関係数(Autocorrelation coefficient): 時系列データでの同一変数間の相関を示す指標。
よって不正解となります。
正準相関係数(Canonical correlation coefficient): 複数の変数群の相関関係を示し、それらの間の線形関係の強さを表す指標。よって不正解となります。
部分相関係数(Partial correlation coefficient): 2つの変数の間に第3の変数の影響を除いた相関を示す指標。よって不正解となります。
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02
相関関係とは、2つの変数の間に何らかの関係性があることを指すものです。
その2つの変量の関係を数値で表したものを相関係数と呼びます。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
重相関係数とは、予測される値と実際の値との相関を表す係数です。
正答です。
偏相関係数とは、他の変数の影響を除いて、2つの変数の相関を表す係数です。
誤りです。
自己相関係数とは、元の値と時間的にずらした場合の値の相関を示す係数です。
誤りです。
正準相関係数とは、複数の変数を2つの合成変数とし、その合成変数間で相関係数が最大になるようにした場合の係数です。
誤りです。
部分相関係数とは、2つの変数のうち、一方だけで他の変数の影響を除いた場合の相関係数です。
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