公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午後 問17
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問題
公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
WISC−Ⅳについて、適切なものを1つ選べ。
- 対象年齢は、5歳から20歳である。
- PSI の基本検査は、符号及び絵の抹消である。
- WMI の基本検査は、数唱及び語音整列である。
- FSIQ は、言語性 IQ と動作性 IQ に分けられる。
- IQ と指標得点は、標準偏差30に設定されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
WISC−Ⅳは2010年に発行された、児童を対象とした知能検査です。
では、解答を見ていきましょう。
WISC‐Ⅳの対象年齢は5歳0ヶ月から16歳11ヶ月ですので、この解答は不正解です。
処理速度指標(PSI)の基本検査は「符号」と「記号探し」ですので、この解答は不正解です。
ワーキングメモリー指標(WMI)の基本検査は、「数唱」と「語音整列」ですので、この解答が正解です。
WISC-Ⅳは「言語理解指標(VCI)」、「知覚推理指標(PRI)」、「ワーキングメモリー指標(WMI)」、「処理速度指標(PSI)」の4つの指標に分けられますので、この解答は不正解です。
WISC‐ⅣのIQと指標得点は標準偏差は15に設定されていますので、この解答は不正解です。
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02
WISC-Ⅳは、児童用のウェクスラー式知能検査です。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
対象年齢は、5歳から16歳11ヵ月までとなっています。
より年齢の高い方については、WAIS-Ⅲなどが実施されます。
誤りです。
PSI(処理速度)を算出するためには、基本的に「符号」「記号探し」が用いられます。
何らかの理由で、いずれかの問題が適切に実施されなかった時には、代替として「絵の抹消」を用いる場合もあります。
正答です。
WMI(ワーキングメモリー)を算出するための問題として適切です。
誤りです。
WISC-Ⅳでは、群指数という考え方をします。
「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つで、受検者の特徴を見ていきます。
言語性IQと動作性IQは、WISC-Ⅲで使われているものです。
誤りです。
標準偏差は15に設定されています。
WISCについては、既にWISC‐Ⅴが販売されています。
WISC‐Ⅳとは、群指数の数や内容、問題の内容など、改訂された部分が多くありますので、よく学んでおく事が必要です。
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03
WISC-IV(Wechsler Intelligence Scale for Children - Fourth Edition)は、知能検査で用いられるツールの1つです。各選択肢を検討していきます。
WISC-IVは5歳~16歳11か月年齢層の年齢層の子供や若者を対象に設計されています。
よって不正解となります。
PSI(Processing Speed Index)の基本検査は、シンボル・サーチや数字記号結合検査などが含まれます。よって不正解となります。
正解です。
WMI(Working Memory Index)の基本検査は、逆唱や数字・文字の逐次記憶などが含まれます。
FSIQ(Full Scale IQ)は総合的なIQを示す指標であり、言語と作業領域のスコアを含んでいますが、言語IQと動作IQに直接的に分かれているわけではありません。よって不正解となります。
WISC-IVのスコアは通常、平均100、標準偏差15に基づいています。よって不正解となります。
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