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公認心理師の過去問 第6回 (2023年) 午後 問67

問題

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82歳の女性A。Aの娘Bと二人暮らしである。Aは、Lewy 小体型認知症で、2年前から認知症疾患医療センターに通院している。Aは、長年一人暮らしであったが、半年前からBが同居を始めた。最近、BはAに、「物忘れするのは認知症ではなく、ただ怠けているだけだ」とAを責めるようになった。前回の診察でAが足を引きずって歩く様子がみられたが、Bによると転んだということであった。しかし、Aは、「Bに蹴られた、ときどき殴られる」と言うが、Bは認めようとしない。
今後、認知症疾患医療センターが優先的にとるべき対応として、適切なものを1つ選べ。
   1 .
Bの心理的支援を行う。
   2 .
市町村の虐待対応担当課に通報する。
   3 .
シェルターなどを利用し、Aの分離保護を行う。
   4 .
市町村の担当者の協力を得て、共同で立ち入り調査を行う。
   5 .
認知症疾患医療センターの虐待対応チームで虐待の事実認定を行う。
( 公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問67 )
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この過去問の解説 (2件)

2

レビー小体型認知症のAさんへの虐待が疑われる事例です。

高齢者虐待防止法では、虐待が疑われた場合は速やかに市町村へ通報する必要があると定められています。

選択肢1. Bの心理的支援を行う。

優先的に行うべきは市町村への通報ですので、不適切です。

選択肢2. 市町村の虐待対応担当課に通報する。

上述の通り、速やかに市町村の担当課へ通報しなければなりませんので、適切です。

選択肢3. シェルターなどを利用し、Aの分離保護を行う。

認知症疾患医療センターは医療機関であり虐待事例への具体的な対応は行えませんので不適切です。

選択肢4. 市町村の担当者の協力を得て、共同で立ち入り調査を行う。

認知症疾患医療センターは医療機関であり虐待事例への具体的な対応は行えませんので不適切です。

選択肢5. 認知症疾患医療センターの虐待対応チームで虐待の事実認定を行う。

認知症疾患医療センターは医療機関であり虐待事例への具体的な対応は行えませんので不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

この事例では、BからAへの高齢者虐待が疑われる状況です。

高齢者虐待防止の法律には、次のような内容が示されています。

第五条では、高齢者の福祉に関する団体は虐待の早期発見に努める事が記されています。

第七条では、高齢者虐待を受けていると思われる方を発見した場合には、速やかに市町村へ報告しなければならない事が記されています。

選択肢2. 市町村の虐待対応担当課に通報する。

上記の法律の内容より、この事例の状況において医療機関が行うべき対応は「市町村の虐待対応担当課に通報する」が適切であり、この問題の正答と言えます。

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