問題
A社がこの目標の達成度を評価する観点として、最も適切なものを1つ選べ。
この事例で取り組もうとしている計画では、「従業員が仕事に没頭でき、やりがいや誇りを感じられ、仕事から活力を得られる職場づくり」を目指しています。
これは、「ワーク・エンゲイジメント」の考え方に当てはまります。
ワーク・エンゲイジメントの考え方では、個人の中で
①仕事から活力を得ている(活力)
②仕事に誇りややりがいを感じている(熱意)
③仕事に熱心に取り組んでいる(没頭)
の3つの要素がそろった状態で、仕事において前向きで充実した心の状態である事を言います。
つまり、ワーク・エンゲイジメントが高い人が多い職場は、健康的で意欲的に仕事へ取り組める人が多く、職場全体の仕事の質も上がると期待されます。
よって、この問題の正答は「ワーク・エンゲイジメントの向上」です。
企業でのメンタルヘルス対策の導入においては、従業員の健康だけでなく、それが企業にとってどのようなメリットがあるかが導入を促すポイントとなります。
休職や離職リスクを低下させるだけでなく、従業員が活き活きと仕事に取り組みパフォーマンスが向上するようことを目指すワーク・エンゲイジメントの観点をおさえておきましょう。
女性社員の活躍推進など、社会的な差別から不利益を被っている層に対して、格差を是正する取り組みを行うことを意味しますので、不適切です。
従業員がやりがいを持って活き活きと仕事に取り組め、パフォーマンスが向上することを意味しますので、適切です。
家庭や趣味などプライベートの時間と仕事の充実のバランスを考慮することを意味しますので、不適切です。
メンタルヘルス対策においては重要ですが、本事例で掲げられる目標「従業員が仕事に没頭でき、やりがいや誇りを感じられ、仕事から活力を得られる職場づくり」とは異なりますので、不適切です。
メンタルヘルス対策においては重要ですが、本事例で掲げられる目標「従業員が仕事に没頭でき、やりがいや誇りを感じられ、仕事から活力を得られる職場づくり」とは異なりますので、不適切です。