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公認心理師の過去問 第6回 (2023年) 午後 問73

問題

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13歳の男子A、中学1年生。Aは、中学校入学直後は特に体調に問題はみられなかったが、5月中旬頃からしばしば頭痛や腹痛を担任教師に訴えるようになった。遅刻が増え、帰宅後も頭痛や腹痛を保護者に訴えている。6月になった現在、連続して学校を欠席している。Aは、成績は中程度であり、担任教師との関係は良好である。友人関係のトラブルも現時点では確認されていない。これまでのところ、医療機関や相談機関は利用されていない。
この段階での学校の対応として、不適切なものを1つ選べ。
   1 .
医療機関の受診の提案
   2 .
校内での支援会議の開催
   3 .
担任教師による家庭訪問
   4 .
個別の教育支援計画の作成
   5 .
児童生徒理解・支援シートの作成
( 公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問73 )
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この過去問の解説 (2件)

3

この問題のポイントは、Aの状態を適切に見立てる事、選択肢にある学校の対応の意味を理解している事と言えます。

Aの状態は次のように整理されます。

 ・頭痛や腹痛が起きている。

 ・連続した欠席がある。

 ・成績は中程度。

 ・友人関係のトラブルはない。

選択肢の中で、この状態のAへの対応として、「医療機関の受診の提案」「校内での支援会議の開催」「担任教師による家庭訪問」「児童生徒理解・支援シートの作成」は適切なものと言えます。

選択肢4. 個別の教育支援計画の作成

「個別の教育支援計画の作成」は、障害があり特別な支援が必要な児童生徒について用いられるものです。

Aの状態からは、障害の診断がある事や可能性は考えにくいですので、選択肢の中ではこれが否定されます。

よって、この問題では「個別の教育支援計画の作成」が正答となります。

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0

6月から不登校の状態にあるAですが、成績や人間関係の問題は確認されておらず、頭痛や腹痛を訴えている状態です。

まずは専門機関につなぎ、状況の把握を進める必要があります。

選択肢1. 医療機関の受診の提案

帰宅後も頭痛や腹痛を訴えていることから、まずは医療機関の受診を提案することは適切です。

選択肢2. 校内での支援会議の開催

このような対応は担任教師一人で行うのではなく、学校内の教職員やスクールカウンセラーが連携を取り行うことが重要ですので、適切です。

選択肢3. 担任教師による家庭訪問

担任教師との関係は良好ですので、欠席している現在の状況を確認することは適切です。

選択肢4. 個別の教育支援計画の作成

個別の教育支援計画は、障害のある児童生徒を対象としたものですので、本事例には不適切です。

選択肢5. 児童生徒理解・支援シートの作成

児童生徒理解・支援シートとは、支援が必要な児童生徒に対してどのような支援を行うかを関係者が連携を取り計画するものですので、適切な対応です。

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