公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問12 (午前 問12)
問題文
視床の機能として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 問12(午前 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
視床の機能として、最も適切なものを1つ選べ。
- 運動の学習
- 呼吸の制御
- 体温の調節
- 感覚情報の中継
- 意識レベルの制御
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この過去問の解説 (3件)
01
以下に解説します。視床は、脳内で感覚情報(嗅覚を除く)を大脳皮質に中継する役割を果たしています。視床は、視覚や聴覚、触覚などの感覚情報を整理し、それぞれの情報が適切な脳領域に伝わるようにする中継点として重要です。
主に小脳や基底核が関わります。
延髄が関与しています。
主に視床下部が関わります。
正しいです。
脳幹の網様体が中心的な役割を担います。
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02
この問題で覚えておくべきポイントは以下のとおりです。
視床の機能は何か、ですが、脳機能全般の知識が必要です。
では、問題を見てみましょう。
運動の学習は、小脳(運動制御、バランス)、大脳皮質(運動野があり指示を出す)、大脳基底核(運動の開始、筋肉を滑らかに動かせるようにコントロールする)などがあげられているため、間違いです。
脳幹に呼吸中枢があり、そこで管理してますので、間違いです。
体温の調節は視床下部の役割の一つです。視床と視床下部は場所が異なりますので間違いです。
感覚情報の中継を視床は行っていますので正しいです。ちなみにですが、感覚情報を判断することは、大脳皮質の感覚野で行っています。
脳幹網様体が意識の保持をつかさどっていますので、間違いです。
脳の局在は明確に分かってきています。予後予測や今後の身体機能の変化を事前に予測し対策を助言できるもの、複雑な脳の機能とそれを抑制するシステムがあるからこそ、できるものと考えられています。
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03
脳機能の問題です。
この問題の正答は「感覚情報の中継」です。
視床とは、間脳の一部です。嗅覚以外の感覚(視覚、聴覚、体性感覚など)の感情入力を大脳新皮質へ中継する役割があります。
選択肢にある役割は、次のような部分が関連しています。
運動の学習・・・小脳、大脳基底核、大脳皮質
呼吸の制御・・・呼吸中枢、脳幹、大脳皮質、偏桃体
体温の調節・・・視床下部
意識レベルの制御・・・脳幹、大脳
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