公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午前 問20
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 午前 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
内観療法における集中内観について、最も適切なものを1つ選べ。
- 日中は軽作業に取り組む。
- 日常生活の中で集中して取り組む。
- 日々、他のクライエントたちとの対話を通して、記憶をより鮮明にする。
- 過去から現在までの対人関係を、一定期間に区切りながら、思い出していく。
- 自分自身が「してもらったこと」、「して返したこと」及び「して返したいこと」という3つのテーマが設定されている。
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この過去問の解説 (2件)
01
内観療法は、吉本伊信が創始した自己洞察を行う心理療法です。日常生活の中で行う「日常内観」、一週間連続で行う「集中内観」があります。
「集中内観」は、屏風で区切られた空間へ入り、朝から一日をかけて内観へ取り組みます。家族などの身近な存在で関係の深い人について、「お世話になったこと」「お返ししたこと」「迷惑をかけたこと」について振り返ります。その際には、小学校低学年頃から一定の区切り(3~5年)をつけながら思い返します。また、支援者との面接も繰り返し行います。
この内観によって、自分が周りの人に支えられているという感謝、生きているという実感などを得ることができ、自己成長につながると期待されています。
よって、この問題の正答は「過去から現在までの対人関係を、一定期間に区切りながら、思い出していく」となります。
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02
以下に解説します。集中内観は、内観療法の一つで、特に自分の対人関係に焦点を当て、過去の経験や感情を振り返りながら自己認識を深めていく方法です。内観療法における集中内観では、特に「してもらったこと」、「して返したこと」、および「迷惑をかけたこと」というテーマを使って、過去の対人関係や自分の行動について深く掘り下げ、内面的な気づきを得ることを目的としています。
正しいです。
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