公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午前 問25
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 午前 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
R. Rosenthal が示した、教師が持つ学習者に対する期待によって、結果的に当該学習者の成績が向上するとされる現象を説明する用語として、適切なものを1つ選べ。
- ハロー効果
- フリン効果
- ストループ効果
- ピグマリオン効果
- フレーミング効果
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この過去問の解説 (2件)
01
心理学では、人間に生じるさまざまな効果や傾向が研究されています。
この問題の正答は「ピグマリオン効果」です。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
「ハロー効果」とは、ある対象を評価する時に、その対象の目立つ特徴に影響されて、その特徴以外のことについて思い込みや過大な評価をしてしまうような歪みが生じる現象を言います。「光背効果」とも呼ばれます。
例えば、対象が高学歴な人と聞くと‘仕事においても優秀だろう’と思ってしまう、対象が綺麗な身なりをしていると‘性格も良いんだろう’と思ってしまうなどがあげられます。
誤りです。
「フリン効果」とは、20世紀に知能指数(IQ)の数値が年々上昇しているという傾向を言います。特に流動性知能が影響を受けやすいと考えられています。
ただし、1970代を上昇のピークとし、それ以降は低下していると考える「負のフリン効果」も報告されています。
誤りです。
「ストループ効果」とは、同時に複数の刺激が提示されると、その刺激を理解するのに時間がかかるという傾向です。
例えば、青い文字で「赤」と書かれた紙を見せられ、「文字の色を答えてください」と指示されると、回答までに時間がかかってしまうようなことを言います。
正答です。
問題文は「ピグマリオン効果」の説明として適切です。
これは、ロバート・ローゼンタールによって提唱されたものです。上司と部下、教師と生徒のような関係性において、上司や教師という上の立場の人が、期待する言葉や褒める言葉をかけながら指導、助言を行うと、その期待に応えるように成果が出やすいというものです。
反対に、上の立場の人が期待しないように関わると成績が下がる、結果が出ないという傾向は「ゴーレム効果」と呼ばれます。
誤りです。
「フレーミング効果」とは、同じ意味合いでも表現の違いによって与える印象が変わるという現象を言います。
例えば、「お菓子の残りが3つ」という状況で、「あと3つしかない」と「あと3つもある」と言うのでは、同じ意味でも感じ方が変わります。
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02
以下に解説します。
一つの特徴が他の特徴にまで影響を与える認知バイアスです。たとえば、ある人物の一つのポジティブな特徴がその人物の全体的な評価を引き上げることがありますが、期待に基づく成績向上とは異なります。
時間とともにIQテストの平均得点が上昇する現象を指し、教師の期待とは関係ありません。
色の名前を示す言葉がその色と一致しているかどうかに関する課題における認知的干渉を指します。期待による成績向上には関係ありません。
正しいです。教師や周囲の人々が持つ期待が、学習者や部下の成果や行動に影響を与えるという現象を指します。特に、教師が生徒に対して高い期待を抱くことで、その生徒が成績や行動の面で実際に期待に応えるようになる、という効果です。
物事の提示の仕方が意思決定に影響を与える認知バイアスです。期待による学業成績の向上とは直接関係がありません。
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