公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午前 問50

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午前 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

特別支援教育コーディネーターについて、不適切なものを1つ選べ。
  • 保護者の相談窓口になる。
  • 教育委員会によって指名される。
  • 校外の関係機関との連絡調整を行う。
  • 発達障害の知識を深めるための校内研修を企画・実施する。

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この過去問の解説 (2件)

01

以下に解説します。

選択肢2. 教育委員会によって指名される。

特別支援教育コーディネーターは、通常、学校内で指名され、特別支援教育の調整や支援を担当する役割を持ちますが、教育委員会が直接指名するわけではありません。その他の選択肢は、特別支援教育コーディネーターの職務内容に適切に該当します。

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02

この問題は文部科学省のホームページを参考に解説します。

 

特別支援教育コーディネーターとは、校務として位置づけられており、学校内の特別支援教育の協力体制を構築する、関係機関との連携協力体制の整備を図るという役割があります。

小・中学校の特別支援教育コーディネーターには、学校内の関係者や関係機関との連絡・調整をする、保護者に対する学校の窓口となることが求められます。盲・聾・養護学校の特別支援教育コーディネーターには、地域内の特別支援教育の核として関係機関との連絡調整などが期待されています。

 

では、選択肢を見てみましょう。

選択肢1. 保護者の相談窓口になる。

特別支援教育コーディネーターの役割として適切です。

保護者の相談には担任教諭も対応しますが、特別支援教育に関する知識を持ったコーディネーターも相談を受けることにより、保護者の理解や協力を得ながら、児童生徒にとって充実した指導がされると期待されます。

選択肢2. 教育委員会によって指名される。

特別支援教育コーディネーターの説明として不適切であり、この問題の正答となります。

特別支援教育コーディネーターは、学校長によって指名されます。

選択肢3. 校外の関係機関との連絡調整を行う。

特別支援教育コーディネーターの説明として適切です。

特別支援教育においては、市町村の教育委員会や医療機関、福祉施設、地域の企業などとの連携が必要です。その役割を特別支援教育コーディネーターが担っています。

選択肢4. 発達障害の知識を深めるための校内研修を企画・実施する。

特別支援教育コーディネーターの説明として適切です。

特別支援教育を校内で実施するために、教員の知識や技術を高めるための研修を実施することが求められます。その企画や実施を行うことも特別支援教育コーディネーターの役割となっています。

まとめ

公認心理師がスクールカウンセラーとして働く場合には、学校の先生方の役割を十分に理解しておきましょう。特別支援教育を必要とする児童生徒に対応することもありますので、特別支援教育コーディネーターの先生の役割を理解し、連携することが大切です。

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