公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問6

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

測定値の分散に対する真値の分散の割合で定義される値として、正しいものを1つ選べ。
  • 相関係数
  • 変動係数
  • 連関係数
  • 信頼性係数
  • 妥当性係数

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、心理測定学における重要な概念の理解が求められています。特に、測定の精度や一貫性を表す指標に関する知識が問われています。

 

各選択肢は統計学や心理測定学で使用される用語ですが、問題文の定義に最も適合する概念を正確に識別する能力が重要です。

選択肢1. 相関係数

この選択肢は不適切です。相関係数は2つの変数間の線形関係の強さを示す指標ですが、問題文の定義とは一致しません。

選択肢2. 変動係数

この選択肢は不適切です。変動係数は標準偏差を平均値で割った値で、相対的なばらつきを示しますが、問題文の定義とは異なります。

選択肢3. 連関係数

この選択肢は不適切です。連関係数は質的変数間の関連の強さを示す指標ですが、問題文の定義とは一致しません。

選択肢4. 信頼性係数

この選択肢が最も適切です。信頼性係数は、測定値の分散に対する真値の分散の割合として定義されます。これは問題文の描写と完全に一致します。信頼性係数は測定の一貫性や精度を示す重要な指標です。

選択肢5. 妥当性係数

この選択肢は不適切です。妥当性係数は測定したい概念をどの程度正確に測定しているかを示す指標ですが、問題文の定義とは直接的に一致しません。

まとめ

信頼性係数は、心理測定学において測定の一貫性や精度を評価する重要な指標です。

 

これは測定値の分散に対する真値の分散の割合として定義され、テストや尺度の信頼性を示します。公認心理師として、信頼性係数の概念と計算方法を理解することは、心理検査や尺度の評価・選択において不可欠です。

 

また、他の統計的指標との違いを理解し、適切に使用できることも重要です。

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