公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問11

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

自律神経の節前線維から放出される神経伝達物質として、適切なものを1つ選べ。
  • セロトニン
  • ドーパミン
  • グルタミン酸
  • アセチルコリン
  • ノルアドレナリン

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、自律神経系の構造と機能、特に神経伝達物質に関する理解が求められています。

 

自律神経系は交感神経と副交感神経から成り、それぞれが節前線維と節後線維で構成されています。

 

神経伝達物質の種類と、それらが自律神経系のどの部分で放出されるかを正確に把握することが重要です。

選択肢1. セロトニン

この選択肢は不適切です。セロトニンは主に中枢神経系で神経伝達物質として機能しますが、自律神経の節前線維からは放出されません。

選択肢2. ドーパミン

この選択肢は不適切です。ドーパミンは中枢神経系で重要な役割を果たしますが、自律神経の節前線維からは放出されません。

選択肢3. グルタミン酸

この選択肢は不適切です。グルタミン酸は中枢神経系の主要な興奮性神経伝達物質ですが、自律神経の節前線維からは放出されません。

選択肢4. アセチルコリン

この選択肢が最も適切です。アセチルコリンは、交感神経と副交感神経の両方の節前線維から放出される主要な神経伝達物質です。これは自律神経系の基本的な特徴の一つです。

選択肢5. ノルアドレナリン

この選択肢は不適切です。ノルアドレナリンは交感神経の節後線維から放出される主要な神経伝達物質ですが、節前線維からは放出されません。

まとめ

自律神経系において、アセチルコリンは交感神経と副交感神経の両方の節前線維から放出される主要な神経伝達物質です。

 

一方、節後線維では、副交感神経はアセチルコリンを、交感神経はノルアドレナリン(一部の例外を除く)を放出します。この神経伝達物質の分布パターンを理解することは、自律神経系の機能と薬理学的介入を理解する上で重要です。

 

また、中枢神経系と自律神経系での神経伝達物質の役割の違いも把握しておく必要があります。

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