公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問12

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートを仮定する理論やモデルとして、最も適切なものを1つ選べ。
  • 接種理論
  • 防護動機理論
  • 二重処理モデル
  • 精緻化見込みモデル
  • 心理的リアクタンス理論

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、説得的コミュニケーションに関する理論やモデルについての理解が求められています。特に、情報処理の異なる経路や方法を説明するモデルに焦点が当てられています。

 

各理論やモデルの特徴と、それらが説得プロセスをどのように説明しているかを正確に把握することが重要です。

選択肢1. 接種理論

この選択肢は不適切です。接種理論は説得に対する抵抗力を高める方法を説明していますが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。

選択肢2. 防護動機理論

この選択肢は不適切です。防護動機理論は健康行動の採用を説明するモデルですが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。

選択肢3. 二重処理モデル

この選択肢は不適切です。二重処理モデルは情報処理の2つの異なる方式を説明していますが、特定の説得モデルを指すものではありません。

選択肢4. 精緻化見込みモデル

この選択肢が最も適切です。精緻化見込みモデルは、説得的メッセージの処理を中心ルート(詳細な情報処理)と周辺ルート(簡易的な情報処理)に分けて説明しています。

選択肢5. 心理的リアクタンス理論

この選択肢は不適切です。心理的リアクタンス理論は自由が脅かされたときの反発を説明していますが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。

まとめ

精緻化見込みモデルは、説得的コミュニケーションにおける情報処理の2つの経路(中心ルートと周辺ルート)を説明する重要な理論です。

 

このモデルは、受け手の動機づけと能力に応じて、メッセージがどのように処理されるかを説明します。中心ルートでは詳細な情報処理が行われ、周辺ルートでは簡易的な手がかりに基づく処理が行われます。

 

公認心理師として、このモデルを理解することは、効果的な説得コミュニケーションの設計や分析に役立ちます。

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