公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問89 (午後 問12)
問題文
説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートを仮定する理論やモデルとして、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 問89(午後 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートを仮定する理論やモデルとして、最も適切なものを1つ選べ。
- 接種理論
- 防護動機理論
- 二重処理モデル
- 精緻化見込みモデル
- 心理的リアクタンス理論
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、説得的コミュニケーションに関する理論やモデルについての理解が求められています。特に、情報処理の異なる経路や方法を説明するモデルに焦点が当てられています。
各理論やモデルの特徴と、それらが説得プロセスをどのように説明しているかを正確に把握することが重要です。
この選択肢は不適切です。接種理論は説得に対する抵抗力を高める方法を説明していますが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。
この選択肢は不適切です。防護動機理論は健康行動の採用を説明するモデルですが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。
この選択肢は不適切です。二重処理モデルは情報処理の2つの異なる方式を説明していますが、特定の説得モデルを指すものではありません。
この選択肢が最も適切です。精緻化見込みモデルは、説得的メッセージの処理を中心ルート(詳細な情報処理)と周辺ルート(簡易的な情報処理)に分けて説明しています。
この選択肢は不適切です。心理的リアクタンス理論は自由が脅かされたときの反発を説明していますが、中心ルートと周辺ルートという概念は含まれていません。
精緻化見込みモデルは、説得的コミュニケーションにおける情報処理の2つの経路(中心ルートと周辺ルート)を説明する重要な理論です。
このモデルは、受け手の動機づけと能力に応じて、メッセージがどのように処理されるかを説明します。中心ルートでは詳細な情報処理が行われ、周辺ルートでは簡易的な手がかりに基づく処理が行われます。
公認心理師として、このモデルを理解することは、効果的な説得コミュニケーションの設計や分析に役立ちます。
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02
社会心理学の知識が問われています。他者や集団との関わりの中で、人の心がどのように動くのか、場面に合わせた効果的なコミュニケーションとは何かを学んでおきましょう。
問題の「説得的コミュニケーション」とは、相手の態度や行動を特定の方向へ変えさせようとする働きかけを言っています。
この問題の正答は「精緻化見込みモデル」です。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
「接種理論」とは、自分の考えや行動に反発的な意見があった時に、一度それに打ち勝つころができると、さらに反発的な意見があっても負けないような抵抗力を持つことにつながるという考え方です。予防接種によって、一度体に弱いウイルスを入れて抗体を作ることにより、ウイルスへの抵抗力を作ることと同じことと言えます。
誤りです。
「防護動機理論」とは、ストレスのかかる場面、危険が迫る場面において、どんな要因で防護動機が生まれるか、対処の考えや行動につながるかを説明する理論です。自分に迫っている脅威をどう評価するか、対処の方法をどう評価するかなどの要因があると説明されています。
誤りです。
「二重処理モデル」とは、人の情報処理には2つのプロセスがあると考えるモデルです。2つのプロセスの一つ(システム1)は、無意識的、直観的な処理で、素早いですが誤りも起こりやすいことが特徴です。もう一つ(システム2)は、意識的、熟考的で、時間をかけて考えるような正確なプロセスを言います。
正答です。
「精緻化見込みモデル」とは、何か説得を受けたときに、どのように態度や考えを変えるかを説明するモデルです。これは、客観的な情報や根拠、正確性を指す「中心ルート」、誰が提案しているのか、話題になっているのかなどの感情的な動きを示す「周辺ルート」によって説明されています。
誤りです。
「心理的リアクタンス理論」とは、自分の自由を奪うようなことを言われる、自由を制限されるようなことが起きると、反発的な気持ちが生じる、自由を取り戻そうとするという心の動きを言います。
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