公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問93 (午後 問16)
問題文
主な質問項目は決まっているが、コミュニケーションの流れによって質問項目を適宜追加したり、変更したりする面接法として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 問93(午後 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
主な質問項目は決まっているが、コミュニケーションの流れによって質問項目を適宜追加したり、変更したりする面接法として、最も適切なものを1つ選べ。
- 構造化面接法
- 調査的面接法
- 臨床的面接法
- 半構造化面接法
- 非構造化面接法
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、心理面接の様々な形式とその特徴について理解することが重要です。特に、面接の構造化の程度と柔軟性のバランスに注目する必要があります。
各面接法の特徴、利点、制限を把握し、状況に応じて適切な面接法を選択できる能力が求められています。
この選択肢は不適切です。構造化面接法は事前に決められた質問項目を厳密に順守し、柔軟な変更を行わない方法です。
この選択肢は不適切です。調査的面接法は特定の情報収集を目的とした面接方法を指しますが、必ずしも質問項目の柔軟な変更を含みません。
この選択肢は不適切です。臨床的面接法は広範な概念で、様々な形式を含む可能性がありますが、特定の構造化の程度を指すものではありません。
この選択肢が最も適切です。半構造化面接法は、主な質問項目は決まっているが、状況に応じて質問を追加したり変更したりする柔軟性を持つ面接方法です。
この選択肢は不適切です。非構造化面接法は事前に決められた質問項目がなく、完全に自由な形式で行われる面接方法です。
半構造化面接法は、構造化と柔軟性のバランスを取った面接方法です。
主要な質問項目は準備されていますが、面接の流れに応じて質問を追加・変更できる柔軟性があります。この方法は、一定の一貫性を保ちながら、個々の状況に適応できる利点があります。
公認心理師として、各面接法の特徴と適用場面を理解し、目的や対象者に応じて適切な面接法を選択・実施する能力が重要です。
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02
この問題では、面接法の知識が問われています。
選択肢を見てみましょう。
誤りです。
構造化面接法とは、決められた方法で面接を進める方法です。面接の流れや質問項目など、誰が面接を行っても同じように結果が得られるように構造化されているものです。
誤りです。
調査的面接法とは、研究や調査のために実施する面接を指します。調査の内容によって、面接の進め方は異なりますので、必ずしも問題文の通りではありません。
誤りです。
臨床的面接法とは、クライエントの支援のために行うカウンセリングや心理療法を指します。クライエントの状態や心理療法の目的によって面接の進め方は異なりますので、必ずしも問題文の通りではありません。
正答です。
半構造化面接法とは、質問内容などをある程度準備して面接を開始しますが、状況に応じて質問内容の変更や追加などを行いながら進める方法です。
問題文の説明は、これに当てはまります。
誤りです。
非構造化面接法とは、質問内容などを決めずに面接を開始し、クライエントに自由に話してもらう方法です。
面接法による心理検査では、構造化面接、半構造化面接、非構造化面接などの方法で実施するものがあります。それぞれの面接法の特徴、心理検査の目的や理論などを十分に理解した上で実施することが求められます。また、どの面接法でもクライエントの状態によっては、マニュアル通りに進めることが難しい場合もありますので、柔軟な判断や対応をする力も大切です。
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