公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問92 (午後 問15)

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 問92(午後 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のアセスメントを行うための心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
  • ADOS
  • Conners3
  • M−CHAT
  • PARS
  • WISC−V

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害(AD/HD)のアセスメントに適した心理検査について理解することが重要です。

 

AD/HDの症状や特徴を正確に評価できる検査ツールを識別する能力が求められています。各選択肢が示す心理検査の特徴と、AD/HDの診断や評価における適用性を慎重に検討する必要があります。

選択肢1. ADOS

この選択肢は不適切です。ADOSは自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断に用いられる検査であり、AD/HDの主要な評価ツールではありません。

選択肢2. Conners3

この選択肢が最も適切です。Conners3はAD/HDの症状を評価するために広く使用されている標準化された評価ツールです。子どもの行動や注意力の問題を包括的に評価し、AD/HDの診断や症状の重症度の判定に役立ちます。

選択肢3. M−CHAT

この選択肢は不適切です。M-CHATは幼児期の自閉症スクリーニングツールであり、AD/HDの評価には適していません。

選択肢4. PARS

この選択肢は不適切です。PARSは広汎性発達障害(PDD)の症状評価尺度であり、AD/HDの主要な評価ツールではありません。

選択肢5. WISC−V

この選択肢は不適切です。WISC-Vは知能検査であり、AD/HDの症状を直接評価するものではありません。ただし、AD/HDの評価過程で補助的に使用されることはあります。

まとめ

AD/HDのアセスメントでは、症状の評価に特化した標準化されたツールを使用することが重要です。

 

Conners3はAD/HDの症状評価に広く用いられ、信頼性と妥当性が確立されています。一方で、他の発達障害や知能の評価ツールとAD/HD評価ツールの違いを理解することも重要です。

 

適切な評価ツールの選択は、正確な診断と効果的な介入計画の立案につながります。

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02

心理検査の知識が問われています。

 

この問題の正答は「Conners3」です。

では、選択肢を見てみましょう。

選択肢1. ADOS

誤りです。

「ADOS」は、自閉スペクトラム症観察検査です。

12カ月以上の子どもについて実施できます。遊びの様子や検査者との会話などを評価し、自閉スペクトラム症の診断に活用されます。

選択肢2. Conners3

正答です。

「Conner3」は、子どものADHDの可能性、ADHDの子どもによく見られる問題行動について評価する検査(質問紙)です。

「本人用」「保護者用」「教師用」があり、それぞれが回答することによって、場面ごとの状態や課題意識の違いなどを評価することができます。

本人用は8~18歳、保護者用と教師用は6~18歳の子どもを対象としています。

選択肢3. M−CHAT

誤りです。

「M-CHAT」は、改訂乳幼児期自閉症チェックリスト修正版のことです。

16~30ヵ月の乳幼児について、養育者に回答を求め、自閉スペクトラム症の可能性を測ります。

選択肢4. PARS

誤りです。

「PARS」は、親面接式自閉スペクトラム症評価尺度のことです。

自閉スペクトラム症の可能性と支援ニーズについて評価します。保護者と面接を行い、幼少期や現在の様子に関する質問への回答から評価を行います。

選択肢5. WISC−V

誤りです。

「WISC-Ⅴ」は、児童用のウェクスラー式知能検査です。

5歳0ヵ月から16歳11ヵ月の児童を対象としており、全体的な知能だけでなく、5つの主要指標(言語理解、視空間、流動性推理、ワーキングメモリー、処理速度)を測ることができるという特徴があります。また、WISC-Ⅴの改訂時より補助指標が設定され、さらに詳しく個人の能力について検討できるようになっています。

まとめ

公認心理師はさまざまな知能検査を扱います。検査の理論や実施方法だけでなく、結果の伝え方も学んでいくことが大切です。また、時代の変化によって検査内容の改訂もされますので、新しい情報へも意識を向けておきましょう。

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