公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問15

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

注意欠如多動症/注意欠如多動性障害〈AD/HD〉のアセスメントを行うための心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
  • ADOS
  • Conners3
  • M−CHAT
  • PARS
  • WISC−V

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この過去問の解説 (1件)

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この問題では、注意欠如多動症/注意欠如多動性障害(AD/HD)のアセスメントに適した心理検査について理解することが重要です。

 

AD/HDの症状や特徴を正確に評価できる検査ツールを識別する能力が求められています。各選択肢が示す心理検査の特徴と、AD/HDの診断や評価における適用性を慎重に検討する必要があります。

選択肢1. ADOS

この選択肢は不適切です。ADOSは自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断に用いられる検査であり、AD/HDの主要な評価ツールではありません。

選択肢2. Conners3

この選択肢が最も適切です。Conners3はAD/HDの症状を評価するために広く使用されている標準化された評価ツールです。子どもの行動や注意力の問題を包括的に評価し、AD/HDの診断や症状の重症度の判定に役立ちます。

選択肢3. M−CHAT

この選択肢は不適切です。M-CHATは幼児期の自閉症スクリーニングツールであり、AD/HDの評価には適していません。

選択肢4. PARS

この選択肢は不適切です。PARSは広汎性発達障害(PDD)の症状評価尺度であり、AD/HDの主要な評価ツールではありません。

選択肢5. WISC−V

この選択肢は不適切です。WISC-Vは知能検査であり、AD/HDの症状を直接評価するものではありません。ただし、AD/HDの評価過程で補助的に使用されることはあります。

まとめ

AD/HDのアセスメントでは、症状の評価に特化した標準化されたツールを使用することが重要です。

 

Conners3はAD/HDの症状評価に広く用いられ、信頼性と妥当性が確立されています。一方で、他の発達障害や知能の評価ツールとAD/HD評価ツールの違いを理解することも重要です。

 

適切な評価ツールの選択は、正確な診断と効果的な介入計画の立案につながります。

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