公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問101 (午後 問24)

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 問101(午後 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

マタニティー・ブルーズの説明として、最も適切なものを1つ選べ。
  • 幻覚や妄想がみられる。
  • 症状は1か月以上持続する。
  • 全出産の約1%でみられる。
  • 約50%の患者が産後うつ病に移行する。
  • 出産後2日から5日頃が発症のピークである。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下のとおりです。

マタニティ―・ブルーズ(マタニティ―・ブルー)の症状に関する問いとなります。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 幻覚や妄想がみられる。

マタニティ―・ブルーズでは生じませんので間違いです。これらは精神症状ですので、出産を契機に精神的な不安定さが長引き、産褥期精神病を発症した場合には見られる可能性があります。

選択肢2. 症状は1か月以上持続する。

産後2,3日程度で発症し、10日~2週間程度の持続期間とされていますので、間違いです。産後うつ病は産後1か月~3か月程度で発症し1か月以上の症状の持続があります。

選択肢3. 全出産の約1%でみられる。

諸説ありますが、最低でも13%以上、30~50%が発症するという報告もあります。問題文では著しく少なすぎるため、間違いです。

選択肢4. 約50%の患者が産後うつ病に移行する。

マタニティー・ブルーズは一過性かつ軽症ですので、発症率は高いものの軽快します。産後うつ病の発症率が10%程度と考えますと、割合が高すぎますので、間違いです。

選択肢5. 出産後2日から5日頃が発症のピークである。

正解です。産後数日が最も症状が重く、発症から10日程度~2週間以内には完治します。完治しない場合は産後うつ病へ移行することもあります。

まとめ

マタニティー・ブルーズは、激しい気分変動、不眠、涙もろさや興奮のしやすさといった情緒不安定さが主ですが、DSM-5では規定されていません。産後うつ病はうつ病の一種類として明記されています。少なくとも、産後うつ病とマタニティ・ブルーズの違いについては、改めて整理しておきましょう。

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02

以下に解説します。マタニティー・ブルーズとは、出産後の母親が経験する一時的な感情の不安定な状態を指します。

選択肢1. 幻覚や妄想がみられる。

症状の特徴がマタニティー・ブルーズではありません。

選択肢2. 症状は1か月以上持続する。

マタニティー・ブルーズは通常、数日から2週間程度で自然に軽快します。1か月以上続く場合は、産後うつ病が疑われます。

選択肢3. 全出産の約1%でみられる。

マタニティー・ブルーズは非常に一般的で、出産した女性の30%以上にみられると言われています。

選択肢4. 約50%の患者が産後うつ病に移行する。

マタニティー・ブルーズを経験しても、産後うつ病に移行する割合は高くなく、約10~20%程度とされています。

選択肢5. 出産後2日から5日頃が発症のピークである。

正解です。マタニティー・ブルーズの典型的な特徴で、ホルモンバランスの急激な変化が原因と考えられています。

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