公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問40

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

こども家庭庁が示す児童相談所運営指針における、児童相談所の基本的機能に該当しないものを1つ選べ。
  • 相談機能
  • 措置機能
  • 一時保護機能
  • 自立支援機能
  • 市町村援助機能

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくポイントは、児童相談所の基本的機能と役割です。

 

児童相談所は児童福祉法に基づいて設置される行政機関であり、児童の福祉に関する様々な問題に対応する重要な役割を担っています。

 

こども家庭庁が示す児童相談所運営指針は、その機能と役割を明確に定義しています。各機能の内容と目的を理解することが重要です。
 

選択肢1. 相談機能

児童相談所の最も基本的な機能の一つです。子どもや家族からの相談を受け付け、問題の内容を把握し、適切な支援方針を立てる役割を担います。

 

選択肢2. 措置機能

児童相談所の重要な機能の一つです。子どもの最善の利益を考慮し、必要に応じて施設入所や里親委託などの措置を行う権限を持っています。
 

選択肢3. 一時保護機能

児童の安全を確保するための重要な機能です。緊急性が高い場合や詳しい調査が必要な場合に、一時的に子どもを保護する役割を担います。
 

選択肢4. 自立支援機能

この選択肢は児童相談所の基本的機能として明確に定義されていません。自立支援は重要ですが、主に施設や里親等が担う役割であり、児童相談所の直接的な機能ではありません。
 

選択肢5. 市町村援助機能

児童相談所の重要な機能の一つです。市町村に対して専門的な知識や技術に基づく援助を行い、地域の児童福祉の向上を支援する役割を担います。

まとめ

児童相談所の基本的機能は、相談機能、措置機能、一時保護機能、市町村援助機能などが挙げられます。これらの機能は互いに関連し合い、児童の福祉を守るための包括的な支援体制を形成しています。

 

児童相談所は、これらの機能を適切に発揮することで、児童虐待の防止や要保護児童の支援、家族再統合の促進など、多岐にわたる役割を果たしています。

 

公認心理師として、これらの機能を理解し、他の専門機関と連携しながら効果的な支援を提供することが求められます。

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02

児童相談所の設置目的や相談援助活動の内容についてまとめておきましょう。

選択肢1. 相談機能

児童相談所は主として電話相談や対面相談において、子どもの育てに関する悩み相談を行う機関です。必要に応じて子どもの家庭、地域状況、生活歴や発達、性格、行動等について専門的な角度から総合的に調査、診断、判定し、それに基づいて援助指針を定め、支援を行います。その為、この記述は合っています。

選択肢2. 措置機能

児童相談所は措置機能を有し、子どもを児童養育事業施設、発達支援医療機関または里親等に委託する機能があります。その為、この記述は合っています。

 

選択肢3. 一時保護機能

児童相談所は親の病気や虐待等、家庭で子どもの養育が困難な状況において、子どもを家庭から離して一時保護する機能を有しています。その為、この記述は合っています。

選択肢4. 自立支援機能

児童相談所は措置機能や一時保護の為に子どもの将来への選択肢が狭まらないよう、自立に向けた支援を目指してはいるものの、自立を目的としてはいません。その為、この記述は児童相談所の基本的機能に該当するとはいえません。

選択肢5. 市町村援助機能

児童相談所は地域に住む子どもについて、市町村間の連絡調整、情報提供その他市町村の援助機能を有しています。これは児童相談所の大切な機能の一つです。

まとめ

児童相談所の基本的機能とは、相談機能、 一時保護機能、措置機能、市町村援助機能の主に4つに分けられるということを把握しておきましょう。

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