公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問125 (午後 問48)
問題文
E. L. Deci と R. M. Ryan が提唱した自己決定理論における、叱られたり罰を受けたりすることを避けるために、何らかの行為を行う際の動機づけの調整スタイルとして、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 問125(午後 問48) (訂正依頼・報告はこちら)
E. L. Deci と R. M. Ryan が提唱した自己決定理論における、叱られたり罰を受けたりすることを避けるために、何らかの行為を行う際の動機づけの調整スタイルとして、最も適切なものを1つ選べ。
- 外的調整
- 統合的調整
- 同一化的調整
- 取り入れ的調整
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、E. L. DeciとR. M. Ryanの自己決定理論における動機づけの調整スタイルについての理解が求められています。
特に、外的な要因による動機づけの種類と、その中での罰回避に関連する調整スタイルを正確に識別することが重要です。
この選択肢が正解です。外的調整は、自己決定理論における最も他律的な動機づけの形態で、報酬の獲得や罰の回避といった外的な要因によって行動が制御される状態を指します。
この選択肢は不適切です。統合的調整は、自己決定理論における最も自律的な外発的動機づけの形態で、個人の価値観や目標と完全に一致した行動を取る状態を指します。
この選択肢も不適切です。同一化的調整は、行動の価値や重要性を個人が認識し、自己の一部として受け入れている状態を指します。罰の回避よりも、行動の意義を理解して行動する段階です。
この選択肢は不適切ですが、外的調整に次いで他律的な動機づけの形態です。自尊心の維持や罪悪感の回避など、内的な圧力によって行動が制御される状態を指します。
自己決定理論における動機づけの調整スタイルは、他律的なものから自律的なものまで連続体として捉えられます。
外的調整、取り入れ的調整、同一化的調整、統合的調整の順に自律性が高まります。罰の回避や報酬の獲得といった最も他律的な動機づけは外的調整に分類されます。
各調整スタイルの特徴と、それらが動機づけの自律性とどのように関連しているかを理解することが重要です。
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02
以下に解説します。E. L. Deci と R. M. Ryan が提唱した自己決定理論(Self-Determination Theory, SDT)では、動機づけには異なる種類の調整スタイルがあり、それらがどの程度内発的(自己決定的)か、または外発的(外的圧力に基づく)かで分類されます。
外的調整は、行動が外部の報酬や罰に基づいて駆動される場合です。たとえば、叱られたり罰を受けたりすることを避けるために何らかの行動を取る場合、行動の動機は外的な要因に依存しています。自己決定理論では、これは最も内発的ではない動機づけスタイルとされています。
統合的調整は、個人が行動を内面的な価値観や信念と一貫性を持って行う場合です。行動が自己のアイデンティティと深く統合されており、行動そのものに対する強い自発的な欲求が伴います。
同一化的調整は、行動が個人の価値観に合致していると認識され、外的な報酬や罰に依存しないものの、個人の内面化された目標や価値観に基づいて行動します。自己決定理論では、これは外的調整よりも高いレベルの自律性がある動機づけスタイルです。
取り入れ的調整は、行動が他者の期待や自分に対する自責の念に基づく場合です。これは行動が他者の評価や自己評価に基づいて行われるため、外的調整よりも内面的な要素が加わりますが、依然として外的な圧力に強く影響されています。
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