公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問58

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問題

公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャル・スキルズ・トレーニング〈SST〉に関連する用語として、適切なものを2つ選べ。
  • フロー
  • モデリング
  • リハーサル
  • ジョイニング
  • パフォーマンス課題

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この過去問の解説 (1件)

01

SSTとは、コミュニケーションに困難を抱える人がソーシャルスキルを身につける為のトレーニングです。トレーニングを通じて、人間関係構築において必要なスキルの習得を目指します。

SSTに使われる専門用語を把握しておきましょう。

選択肢1. フロー

誤りです。

フロー(flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられているような精神的な状態を指します。

選択肢2. モデリング

正解です。

SSTの目標とする振る舞いについて、モデルを示すことを指します。

選択肢3. リハーサル

正解です。

SSTにおいて、モデルとなる教示を見た後に、同じように実際に行ってみることをリハーサルと言います。

選択肢4. ジョイニング

誤りです。

ジョイニングは構造的家族療法の治療法の一つです。

選択肢5. パフォーマンス課題

誤りです。

評価において、「思考・判断」や「技能・表現」などの観点の評価については「パフォーマンス評価」が用いられることがあります。

まとめ

SSTの基本要素である5つのトレーニングは、

①教示:目標とする行動を教示、②モデリング:その行動を実際に行い、見本を示す、③リハーサル:目標とする行動を実際に練習する(ロールプレイ)、④フィードバック:目標の行動が適切にできているかどうかを伝え、できていれば賞賛し、できていなければ修正点を伝える、⑤般化:トレーニング場面で獲得したスキルを日常生活場面でも、活用できるよう促す、に大きく分類されます。

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