公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午後 問58
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 午後 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
ソーシャル・スキルズ・トレーニング〈SST〉に関連する用語として、適切なものを2つ選べ。
- フロー
- モデリング
- リハーサル
- ジョイニング
- パフォーマンス課題
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、ソーシャル・スキルズ・トレーニング(SST)の主要な構成要素と関連する技法を理解することが重要です。
SSTは社会的スキルを向上させるための体系的な訓練方法であり、その過程で用いられる様々な技法や概念を正確に把握する必要があります。
この選択肢は不適切です。フローは最適経験理論に関連する概念で、SSTの主要な構成要素ではありません。フローは活動に没頭している状態を指しますが、SSTでは直接的には扱われません。
この選択肢は正解です。モデリングはSSTの重要な要素の一つで、適切な社会的行動を観察し学習する過程を指します。参加者は模範となる行動を観察し、それを自分の行動に取り入れることを学びます。
この選択肢も正解です。リハーサルはSSTの中核的な要素で、学んだスキルを実際に練習する機会を提供します。参加者は安全な環境で新しいスキルを試し、フィードバックを受けることができます。
この選択肢は不適切です。ジョイニングは主に家族療法で用いられる技法で、SSTの主要な構成要素ではありません。ジョイニングはクライエントとの関係性を構築する過程を指します。
この選択肢は不適切です。パフォーマンス課題という用語は一般的にSSTの文脈では使用されません。SSTでは具体的な社会的スキルの実践を重視しますが、これは通常「ロールプレイ」や「行動リハーサル」と呼ばれます。
ソーシャル・スキルズ・トレーニング(SST)は、モデリング、リハーサル、フィードバック、般化などの要素で構成されています。
モデリングでは適切な行動を観察し、リハーサルでは実際に練習します。フィードバックを通じて改善点を学び、般化によって日常生活での適用を目指します。
SSTの各要素の役割と、それらがどのように社会的スキルの向上に寄与するかを理解することが重要です。
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02
SSTとは、コミュニケーションに困難を抱える人がソーシャルスキルを身につける為のトレーニングです。トレーニングを通じて、人間関係構築において必要なスキルの習得を目指します。
SSTに使われる専門用語を把握しておきましょう。
誤りです。
フロー(flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられているような精神的な状態を指します。
正解です。
SSTの目標とする振る舞いについて、モデルを示すことを指します。
正解です。
SSTにおいて、モデルとなる教示を見た後に、同じように実際に行ってみることをリハーサルと言います。
誤りです。
ジョイニングは構造的家族療法の治療法の一つです。
誤りです。
評価において、「思考・判断」や「技能・表現」などの観点の評価については「パフォーマンス評価」が用いられることがあります。
SSTの基本要素である5つのトレーニングは、
①教示:目標とする行動を教示、②モデリング:その行動を実際に行い、見本を示す、③リハーサル:目標とする行動を実際に練習する(ロールプレイ)、④フィードバック:目標の行動が適切にできているかどうかを伝え、できていれば賞賛し、できていなければ修正点を伝える、⑤般化:トレーニング場面で獲得したスキルを日常生活場面でも、活用できるよう促す、に大きく分類されます。
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