公認心理師 過去問
第7回 (2024年)
問147 (午後 問70)
問題文
35歳の女性A、会社員。半年前に経験者採用で入社した。先月に実施されたストレスチェックの結果、高ストレス者に該当するか否かを判断する補足的な面接を公認心理師Bが行った。Aのストレスプロフィールは次のとおりであった。「心理的な仕事の負担(質)」、「心理的な仕事の負担(量)」、「職場環境によるストレス」は低い。「技能の活用度」、「仕事の適性度」、「働きがい」が低い。ストレス反応は「活気」が低く、「不安感」が強い。「上司からのサポート」、「同僚からのサポート」、「家族や友人からのサポート」が高い。
BのAへの面接で確認すべき事項として、優先度の高いものを1つ選べ。
BのAへの面接で確認すべき事項として、優先度の高いものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 問147(午後 問70) (訂正依頼・報告はこちら)
35歳の女性A、会社員。半年前に経験者採用で入社した。先月に実施されたストレスチェックの結果、高ストレス者に該当するか否かを判断する補足的な面接を公認心理師Bが行った。Aのストレスプロフィールは次のとおりであった。「心理的な仕事の負担(質)」、「心理的な仕事の負担(量)」、「職場環境によるストレス」は低い。「技能の活用度」、「仕事の適性度」、「働きがい」が低い。ストレス反応は「活気」が低く、「不安感」が強い。「上司からのサポート」、「同僚からのサポート」、「家族や友人からのサポート」が高い。
BのAへの面接で確認すべき事項として、優先度の高いものを1つ選べ。
BのAへの面接で確認すべき事項として、優先度の高いものを1つ選べ。
- 長時間労働の有無
- 家庭生活における葛藤の有無
- キャリアに関する悩みの有無
- 職場の作業環境の問題の有無
- 同僚との人間関係における問題の有無
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この過去問の解説 (2件)
01
公認心理士がストレスチェックを判断する為に必要なアセスメント能力が問われています。
事例をよく読み解き、適切な支援につなげましょう。
誤りです。
「心理的な仕事の負担(量)」は低い、と記載されている為、長時間労働の有無は優先されません。
誤りです。
「家族や友人からのサポート」が高い、と記載されている為、家庭生活における葛藤の有無の有無は優先されません。
正解です。
「技能の活用度」、「仕事の適性度」、「働きがい」が低い、と記載されている為、本人の専門的な技能や適正に合致しておらず、やりがいを感じられていない可能性が高いことが示唆されます。
その為、キャリアに関する悩みの有無の確認は、優先されるべき適切な選択肢となります。
誤りです。
「職場環境によるストレス」は低い、と記載されている為、職場の作業環境の問題の有無は優先されません。
誤りです。
「同僚からのサポート」が高い、と記載されている為、同僚との人間関係における問題の有無は優先されません。
キャリアの支援では、どの項目内容について悩んでいるかの適切なアセスメントを行うことが重要です。
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02
以下に解説します。
Aのストレスプロフィールにおいて「仕事の負担(質)」「仕事の負担(量)」が低いと記載されており、過労が直接的な原因ではない可能性が高いです。
家族や友人からのサポートが高いことから、家庭生活における大きな問題はないと推測されます。
Aのストレスプロフィールを見ると、「技能の活用度」 や 「仕事の適性度」、「働きがい」 が低いことが示されています。これらの指標からは、Aが自分の仕事に対して十分に能力を発揮できていない、または自分に合った仕事でないと感じている可能性があり、キャリアに関する悩みが強い可能性が示唆されます。
「職場環境によるストレス」が低いことから、作業環境の問題も考えにくいです。
同様に、「同僚からのサポート」が高いため、人間関係に大きな問題があるとは考えにくいです。
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