公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問91 (午後 問14)
問題文
他者を観察するのと同じように自分の行動を観察することによって、自分の態度を知るという過程を考える理論として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問91(午後 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
他者を観察するのと同じように自分の行動を観察することによって、自分の態度を知るという過程を考える理論として、最も適切なものを1つ選べ。
- 自己拡張理論
- 自己決定理論
- 自己知覚理論
- 自己注意理論
- 自己カテゴリー化理論
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は「自己知覚理論」です。自己理解・自己の他者(社会)との関わりについて提唱した理論は多く存在しますが、この設問では「自分の行動を観察することにより、自分の態度を知る」に相応しいものを選択する必要があります。
不適切です。「自己拡張理論」とは、個人が他者との親密な関わりを通じて自己の世界を拡張していくことについて提唱した理論です。
不適切です。「自己決定理論」は、人間がどのようにして動機づけを行い、行動決定をするかについて提唱した理論です。「自律性」「有能感」「関係性」を基本的心理欲求としています。
適切です。「自己知覚理論」とは、自分自身の心理状態(態度、感情など)を、自分の行動やその時の状況を観察することにより推論していく考え方のことを言います。
不適切です。「自己注意理論」とは、自分自身への注意や意識の高まりが、個人の行動変容や社会との関わりに影響していることについて提唱した理論です。
不適切です。「自己カテゴリー化理論」とは、個人が自分の属する集団(カテゴリー)についてどのように認識しているかにより、社会的アイデンティティに大きく影響を及ぼすことについて提唱している考え方です。
「自己」に関する理論や考え方について問われている設問でした。それぞれの理論により、自己に関する「なに」が「どう」関係(作用)しているのかが異なっています。各キーワードから、どのようなことを述べている理論なのかを説明できるように、理解を深めておくと良いでしょう。
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