公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問101 (午後 問24)
問題文
E. Kübler−Rossが提唱した死の受容モデルにおいて、何かを約束して死までの時間を延ばそうとする心理的反応段階として、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第8回(2025年) 問101(午後 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
E. Kübler−Rossが提唱した死の受容モデルにおいて、何かを約束して死までの時間を延ばそうとする心理的反応段階として、最も適切なものを1つ選べ。
- 怒り〈anger〉
- 否認〈denial〉
- 受容〈acceptance〉
- 抑うつ〈depression〉
- 取り引き〈bargaining〉
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この過去問の解説 (1件)
01
死の受容モデルとは、死にゆく人の変化を以下の5段階で捉えた過程のことです。
①否認:自分の命が長くないことに衝撃を受け、その事実を否認しようとする段階
②怒り:死ぬという事実は認識したが、「なぜ自分が」という思いが生じ、怒りを抱く段階
③取引:死をもう少し先延ばしにできないか、死が回避できないかと考え、何かを約束して死までの時間を延ばそうとする段階
④抑うつ:死を避けられないことがわかり、諦めや悲観などの気持ちに支配され落ち込む段階
⑤受容:死を誰にでも訪れる自然なものとして受け入れるようになる段階
受容の期間や進退などには個人差があります。
5つの段階の名前と順番、そしてそれぞれの用語の意味を覚えておきましょう。
不正解です。
怒りは、死ぬという事実は認識したが、「なぜ自分が」という思いが生じ、怒りを抱く段階です。
不正解です。
否認は、自分の命が長くないことに衝撃を受け、その事実を否認しようとする段階です。
不正解です。
受容は、死を誰にでも訪れる自然なものとして受け入れるようになる段階です。
不正解です。
抑うつは、死を避けられないことがわかり、諦めや悲観などの気持ちに支配され落ち込む段階です。
正解です。
取り引きは、死をもう少し先延ばしにできないか、死が回避できないかと考え、何かを約束して死までの時間を延ばそうとする段階です。
神にすがったり、善行を行ったりします。
E. Kübler−Rossが提唱した死の受容モデルでは、
・5つの過程を辿ること
・5つの段階の名称
・5つの段階の順番
・5つの段階のそれぞれの意味
を覚えることが重要です。
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