公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問111 (午後 問34)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問111(午後 問34) (訂正依頼・報告はこちら)

嗜癖行動の改善において中心的な役割を果たす、セルフ・マネジメント法をパッケージした包括的治療プログラムに該当するものを1つ選べ。
  • サイコドラマ
  • フォーカシング
  • ロール・レタリング
  • リラプス・プリベンション
  • アサーション・トレーニング

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

様々な治療プログラムの理論について問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. サイコドラマ

自らの思いなどを、自ら演劇で演じること、また集団で演劇を行い、支援者が治療に必要なそれぞれの役割を担うことで、感情も含めた自己理解をすることですので、間違いです。

選択肢2. フォーカシング

E.T. Gendlinが提唱した心理技法です。

フェストセンス(言葉にならないもやもやした感覚などの身体感覚)に注目して、言語化することで、自己理解を深める治療ですので、間違いです。

選択肢3. ロール・レタリング

投函しない手紙を書き、自分自身の思いを表現することで、己と向き合って感情の整理などをする技法ですので、間違いです。

選択肢4. リラプス・プリベンション

正解です。

Marlatt & Gordonにより開発された認知行動療法にて用いられる技法のひとつです。

選択肢5. アサーション・トレーニング

自分の気持ちと相手の気持ちを両方尊重して意見を述べるコミュニケーションができるための訓練方法ですので、間違いです。

まとめ

様々な用語を単発で覚えるのではなく、心理技法や理論の発生背景から丁寧に勉強しておくとよいと思います。

本問題も、理論の中で活用されている用語が中心でした。一度まとめてみてもよいと思います。

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