一級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科1(計画) 問13

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問題

一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(計画) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

住宅及び住宅地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 日本の伝統的な町屋においては、屋内の主要な通路として、道路から裏庭まで達する細長い土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多い。
  • 住宅の二段階供給方式における「スケルトン」は、第二段階に対応する部分で、個別性の高い間仕切りや内装の部分をいう。
  • 東日本大震災の被災地への復興支援において、各地に応急仮設住宅が建設されるとともに、要介護高齢者等の日常生活等の支援を目的とした「サポート拠点( サポートセンター )」が設置されている。
  • 住宅地等の道路において設けられるハンプは、自動車の速度を抑制し、歩行者等の安全を確保する手法である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1:設問通りです
町屋とは都市や宿場町などの商工業者の庶民住宅を指し、また特徴として敷地の間口が狭く、道路側の表から裏に抜ける通り庭と呼ばれる細長い土間が造られていることが多いです。

2:誤りです。
住宅の二段階供給方式において第一段階に対応する部分で、建物の骨格などの部分をスケルトンと言い、個別性の高い間仕切りや内装の部分をインフィルと言います。

3:設問通りです
応急仮設住居にはプレハブ仮設住宅とみなし仮設があり一般的には応急仮設住居をプレハブ仮設住居と言いますが、プレハブ仮設を建てる土地が少なく賃貸住宅が多い地域等では、アパートやマンションを県が借上げ「応急仮設住宅」とみなす「みなし仮設」と呼ばれる形態もあります。


4:設問通りです
ハンプとは道路に凹凸を設け車の速度を落とす手法でオランダ語のラクダの背が語源です。

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02

2が不適当です。

1.記述のとおりです。
 特に関西の町屋の場合は敷地の間口が狭く、道路から裏庭まで達する細長い
 土間を設けた通り庭形式と呼ばれる間取りが多くあります。

2.「スケルトン」は住宅の二段階供給方式における第一段階に対応する部分
 で、柱、梁、床版などの構造躯体部分や、廊下やエレベーターなどの共用部
 分、共用の設備のことです。

3.記述のとおりです。

4.記述のとおりです。ハンプは車の速度を抑制するため、路面に部分的に凹凸
 をつける手法です。

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03

1 正。町屋は街路に対して間口を狭く建築し、街路から奥へ細長く伸びる通り庭や中庭を設けた間取りが多くあります。

2 誤。住宅の二段階供給方式における「スケルトン」は、第一段階に対応する部分で、構造躯体や廊下、エレベーターなどの共有部分をいいます。
間仕切り壁や内装の部分は「インフィル」といいます。

3 正。

4 正。ハンプは路面を部分的に盛り上げることで、自動車の速度を抑制するものです。

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