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一級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科2(環境・設備) 問30

問題

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吸音・遮音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
孔あき板と剛壁との間に空気層を設けた吸音構造の共鳴周波数は、孔あき板の開口率を小さくすると低くなる。
   2 .
多孔質吸音材料を剛壁に取り付ける場合、多孔質吸音材料と剛壁面との間の空気層を厚くすると、一般に、低音域の吸音率が高くなる。
   3 .
質量則を用いて予測した単層壁の音響透過損失の値は、実測値に比べて大きくなる傾向がある。
   4 .
単層壁の音響透過損失は、垂直入射の場合より拡散入射の場合のほうが大きくなる。
( 一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科2(環境・設備) 問30 )
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この過去問の解説 (3件)

23
正解は4です。

1:設問通りです
孔あき板の吸音特性は以下の通りです。
・開口率が大きい(小さい)ほど共鳴周波数は高くなる(低くなる)
・空気層厚さが大きくなる(小さくなる)ほど共鳴周波数は低くなる(高くなる)

2:設問通りです
多孔質吸音材料は一般に高周波域の吸音率が高く低音波域の吸音率が低い性質がありますが、
多孔質材の厚みを増したり、背後の空気層を厚くすることで低音波域の吸音率を上げることができます。

3:設問通りです
隙間の無い単層均質な壁体における透過損失は壁体の単位面積当たりの質量(面密度)に比例して大きくなることを質量則と言います。
しかし、実測において壁体には空隙があったり均質ではなかったりするので面密度が小さくなり実測値の方が小さくなる(質量則における計算値の方が大きくなる)傾向があります。

4:誤りです
単層壁において音を拡散入射させると音波と壁体の間でコインシデンス効果が起き一般に透過損失が小さくなります。
したがって垂直入射させる場合より透過損失は小さくなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
4が不適当です。

1.記述のとおりです。背後の空気層の厚さが同じであれば、孔あき板の開口率
 を小さくすると周波数は低くなります。

2.記述のとおりです。多孔質吸音材料の吸音特性は一般に高周波域の吸音率が
 高くなることがありますが、多孔質吸音材料と剛壁面との間の空気層を厚く
 すると、一般に、低音域の吸音率も高くなります。

3.記述のとおりです。

4.壁面に対して拡散入射する場合の透過損失よりも、垂直入射する場合の透過
 損失の方が大きくなります。

3
1 正。空気層を設けた吸音構造の共鳴周波数は、孔あき板の開口率を小さくすると低くなります。

2 正。多孔質吸音材料と剛壁面との間の空気層を厚くすると、低音域の吸収率は大きくなります。

3 正。

4 誤。壁面に対して垂直に入射すると音は反射しやすくなりますので、透過損失は大きくなります。
拡散入射は垂直入射と比べて角度があるので透過性が増し、透過損失が小さくなります。

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