一級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科5(施工) 問105

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問題

一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科5(施工) 問105 (訂正依頼・報告はこちら)

仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
 それに伴い、当設問の選択肢中の文言を変更しました。
  • 工事用の資機材を搬出入するために設ける床の仮設用の開口について、構造的な補強方法や工事完了後の復旧方法等を確認するために仮設工事計画書を作成させた。
  • 建築物の高さと位置の基準となるベンチマークについては、工事中に移動のおそれのない新設したコンクリート杭及び前面道路の2箇所に設け、相互に確認できる位置にあることを確認した。
  • 工事現場の周囲へ高さ3.0mの仮囲いの設置に当たり、現場ゲートや通用口は通行人の交通の妨げにならない位置とし、交通誘導員の配置をさせる等、安全に配慮するよう助言した。
  • 遣方の検査において使用する鋼製巻尺については、テープ合わせを省略できるよう、検査用に購入した新品の日本産業規格( JIS )1級のものを使用させた。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通り

2.設問の通り
 ベンチマークは建物のレベル・位置の基準となるもので、木杭・コンクリー
 ト杭等を用いて、移動の恐れのない2箇所に設ける必要があります。

3.設問の通り
  
4.誤り
 工事着手時に基準鋼製巻尺(JIS1級)を定め、
 テープ合わせを行う必要があります。
 テープ合わせは省略することはできません。
(公共建築工事標準仕様書)

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02

1.[正]
工事上、安全上重要である床の仮設開口は施工計画書を作成する必要があります。
2.[正]
ベンチマークは高さおよび位置の基準であり、移動のおそれのない既存工作物、前面道路、新設の杭などに設置します。また原則として見通しの良い2箇所以上に設置し、相互に確認できるようにします。
3.[正]
仮囲いを設置する場合は高さ1.8m以上とし、出入口は通行人の妨げとならないよう内開き、引戸にするなど安全に配慮します。
4.[誤]
工事に使用する鋼製巻尺はJIS1級の基準巻尺を定め、テープ合わせを実施する必要があります。
テープ合わせは省略できないため誤りです。

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03

1.設問通り、適当です。
2.設問通り、適当です。
3.設問通り、適当です。
4.誤りです。
遣り方及び墨出しの検査において、JIS規格1級の鋼製巻尺を使って、工事着手前に必ずテープ合わせを行わなければなりません。「省略できるよう」は誤りです。

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