一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(計画) 問9
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問題
一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(計画) 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
劇場、競技場等の客席・観覧席の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 車いす使用者用客席・観覧席の数( 可動席スペースを含む。 )は、施設内容や規模に応じ、客席・観覧席総数の0.5~1%以上とする。
- 車いす使用者用客席・観覧席は、少なくとも同時に2以上の車いす使用者が利用できる専用スペースとして、固定位置に確保する。
- サイトライン( 可視線 )は、客席・観覧席の各々の人が、前列の人の頭又は肩を越して視焦点( 舞台や競技場 )を見ることができる視野の限界線のことである。
- 客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る客席・観覧席内の通路は、有効幅員を120cm以上とするとともに、区間100m以内ごとに車いすが転回することができる140cm角以上のスペースを設ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
車いす使用者用客席・観覧席の数は客席・観覧席総数の0.5~1%以上とします。また、位置は2ヶ所以上の異なる位置に分散して設けることが望ましいです。
2.[正]
車いす使用者用客席・観覧席は少なくとも同時に2以上の使用者が利用できる専用スペースとして固定位置に確保します。その際に可動席スペースも設けることが望ましいです。
3.[正]
設問の通りです。サイトラインは前後の客席位置や高低差を考慮して確保する必要があります。
4.[誤]
客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る通路は有効幅員120cm以上とし、区間50m以内ごとに140cm角以上の転回スペースを設ける必要があります。
設問では100m以内ごととあるので誤りです。
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02
2.設問通り、適当です。
3.設問通り、適当です。
4.誤りです。
車いすが転回できるスペースは、区間50m以内ごとに設けなければなりません。有効幅員120cm以上および転回スペース140cm角以上の寸法は設問の記載通りです。
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03
2. 設問の通り
設問に加え、車いす使用者が選択できるよう、2か所以上の異なる位置(異なる階・水平位置)に分散して設けることが望ましいとされています。
3. 設問の通り
4. 誤り
客席・観覧席の出入口から車いす使用者用客席・観覧席へ至る通路は、
・有効幅員[120㎝以上]とする
・区間[50m以内]ごとに[140㎝角以上]の車いす転回スペースを設ける
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