一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科2(環境・設備) 問23
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問題
一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科2(環境・設備) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
定常状態における室内の二酸化炭素濃度を上限の基準である1,000ppm以下に保つために、最低限必要な外気の取入量として最も適当な値は、次のうちどれか。
ただし、人体一人当たりの二酸化炭素発生量は0.024m3/( h・人 )であり、人体から発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとし、外気の二酸化炭素濃度を400ppmとする。また、隙間風は考慮しないものとする。
ただし、人体一人当たりの二酸化炭素発生量は0.024m3/( h・人 )であり、人体から発生した二酸化炭素は直ちに室全体に一様に拡散するものとし、外気の二酸化炭素濃度を400ppmとする。また、隙間風は考慮しないものとする。
- 20m3/( h・人 )
- 30m3/( h・人 )
- 40m3/( h・人 )
- 50m3/( h・人 )
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この過去問の解説 (3件)
01
室内の二酸化炭素濃度について、定常状態での必要換気量は、「ザイデルの式」から求められます。
Q:必要換気量 m3/h
k:一人当たりの二酸化炭素発生量 m3/(h・人)
Pi:室内空気の二酸化炭素許容濃度
Po:外気の二酸化炭素濃度
Q=k/Pi-Po
設問では、※1ppm=0.000001
k=0.024、Pi=1000×0.000001=0.0010、Po=400×0.000001=0.0004
式に代入すると、
Q=0.024/0.0010-0.0004
=0.024/0.0006
=40 m3/h
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02
必要換気量Qはザイデルの式により求められます。
Q=k / (Pi -Po)
ここで、Q:必要換気量(m3/h)
k:CO2の発生量(m3/h)
Pi:室内空気のCO2濃度
Po:外気のCO2濃度
設問では、
k=0.024m3/(h・人)
Pi=1,000ppm=0.001
Po=400ppm=0.0004
Q=0.024/(0.001-0.0004)=40m3/(h・人)
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03
■ザイデルの式により
必要自然換気量Q(㎥/h)
=二酸化炭素発生量k/(室内の二酸化炭素基準濃度Piー外気の二酸化炭素
濃度Po)
1000ppm=0.001 (0.1%)
Q= 0.024㎥/h・人/(0.001ー0.0004)
= 40㎥/h・人
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