一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科2(環境・設備) 問27

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科2(環境・設備) 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 輝度は、光源面だけではなく、反射面及び透過面についても定義できる。
  • 昼光率は、室内各部の反射率の影響を受ける。
  • 配光曲線は、光源の各方向に対する輝度の分布を示すものである。
  • 光幕反射を減らすためには、光が視線方向に正反射する位置に光源を配置しないことが重要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通り
 輝度L(cd/㎡)とは、光源、反射面、透過面から特定の方向に出射する
 単位面積当たりの光度です。

2.設問の通り
 昼光率とは、採光による室内の明るさを判断するための指標です。
 昼光率は、窓面からの直接光による[直接昼光率]と、
 室内の仕上げ面からの反射光による[間接昼光率]の和で求めます。

3.誤り
 配光曲線とは、光源を中心に各方向に拡がる[光度]の分布を示すものです。
 よって設問の記述は誤りです。

4.設問の通り
 光幕反射とは、作業面で光が反射してしまい、文字などが見え難くなる現象
 を言います。
 例えば、窓からの光が反射して黒板の字が見え難くなる等です。

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02

正解は3です。

1.設問の通りです。
輝度は、光源面、反射面、透過面から特定の方向に放出する、その方向から見た単位面積当たりの光度、単位面積当たり、単位立体角当たりの光束のことです。

2.設問の通りです。
昼光率は、窓面から直接受照面に入射する直接光のみによる直接昼光率と、室内の仕上げ面等に反射してから受照面に入射する反射光のみによる間接昼光率の合計として求めることができるので、室内各部の反射率の影響を受けます。

3.設問の記述は誤りです。
配光曲線は、光源から各方向の光度の分布を光源を原点として極座標で示した曲線です。

4.設問の通りです。
光幕反射は黒板が鏡面のようになり、光を反射して黒板の字が見えにくくなる現象です。防止方法は、視線方向へ反射する方向に光源を配置しないことが重要です。

参考になった数5

03

1. 適当です。輝度L(cd/㎡)は、光源面、反射面、透過面から特定の方向に出射する、単位投影面積当たりの光束です。

2. 適当です。昼光率は、室内のある位置における水平面照度と、全天空照度との比率を表した指標です。

3. 不適当です。配光曲線とは、光源の各方向に対する「光度」の分布を示します。よって設問の記述は誤りとなります。

4.適当です。光幕反射とは、視対象の面に光が反射し、反射光が目に入り対象物が見えなくなることを言います。



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