一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科4(構造) 問74

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

図-1のような鉛直荷重100kN、水平荷重Pを受けるラーメンにおいて、水平荷重Pを増大させたとき、荷重Puで塑性崩壊に至り、図-2のような崩壊機構を示した。Puの値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、柱、梁の全塑性モーメントMpの値をそれぞれ300kN·m、200kN·mとする。
問題文の画像
  • 200kN
  • 225kN
  • 250kN
  • 275kN

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この過去問の解説 (3件)

01


2.225 kN が正解
  
  ■外力のなす仕事
   ΣPδ=Pu×θ×4+100×θ×5
      =4Puθ+500θ

  ■内力のなす仕事
   ΣMθ=300×θ+200×2θ+200×2θ+300×θ=1400θ

  ■仮想仕事の原理より
   ΣPδ=ΣMθ
   4Puθ+500θ=1400θ
   4Puθ=900θ
   ∴Pu=225 kN

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02

正解:2.225 kN

・外力のなす仕事=崩壊荷重Pu×変位量 ΣPδ=Pu×θ×4+100×θ×5 =4Puθ+500θ

・内力のなす仕事=塑性ヒンジの全塑性モーメント×回転角θ  ΣMθ=300×θ+200×2θ+200×2θ+300×θ=1400θ

・仮想仕事の原理(外力のなす仕事=内力のなす仕事)より

ΣPδ=ΣMθ 4Puθ+500θ=1400θ 4Puθ=900θ ∴Pu=225 kN

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03

正解は2です。

【外力のなす仕事ΣPσ】
荷重点はB、C点の2箇所です。
ΣPσ=Pu×4θ+100×5θ=4Puθ+500θ

【内力のなす仕事ΣMθ】
塑性ヒンジはA、C、D、E点の4箇所です。
ΣMσ=300×θ×2(A,E点)+200×2θ(C点)+200×2θ(D点)
=1400θ

【崩壊荷重Pu】
仮想仕事の原理 ΣPσ=ΣMθより
4Puθ+500θ=1400θ
4Puθ=900θ
Pu=225kN

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