一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科4(構造) 問75
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問題
一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような鉛直荷重が作用するトラスにおいて、部材ABに生じる軸方向力として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力の符号は、引張力を「+」とする。
- 0
- + (√3 / 2) P
- + √3 P
- + (3√3 / 2) P
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この過去問の解説 (3件)
01
4.+(3√3/2)P が正解
■反力
図左ピン支点をC、
図右ローラー支点をDとおくと、
ΣY=0より
VC=VD=(P+2P+P)/2=2P(上向)
■部材軸力
図左荷重Pのかかっている点をE、
図中荷重2Pのかかっている点をFとおき、
部材EF、AF、AB間で切断すると、
ΣMF=0より
2P×1.5ℓ−P×0.75ℓ−NAB×1.5ℓ/√3=0
1.5ℓ/√3NAB=2.25Pℓ
∴NAB=1.5√3P=+(3√3/2)P
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02
※図左支点をC、図右支点をD、図左荷重Pのかかっている点をE、図中荷重2Pのかかっている点をFとします。
反力を仮定し、鉛直反力(Vc、Vd)、水平反力(Hc)を求めます。Vc、Vdは、荷重、架構とも左右対称なので、
Vc=Vd=(P+2P+P )/2=2Pとなります。
Hc=0となります。
図左側の部材ABを含んだ形でトラスを切断します。(部材EF、部材AF、部材AB)
ΣM=0 F点をつり合いとすると
2P×3/2ℓ−P×3/4ℓ−NAB×√3/2ℓ=0
NAB=3√3P/2
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03
・反力 図左ピン支点をC、図右ローラー支点をDとして反力を求めます。
ΣY=0よりVC=VD=(P+2P+P)/2=2P(上向)
・部材軸力(切断法により求める)
図左荷重Pのかかっている点をE、図中荷重2Pのかかっている点をFとおき、部材EF、AF、AB間で切断します。5つの力はつり合っています。ΣMF=0より、NABをつり合い条件式から求めます。
ΣMF=0より 2P×3/2ℓ−P×3/4ℓ−NAB×√3/2ℓ=0
NAB= 9P/2√3 =3√3P/2
∴NAB=+(3√3/2)P (引張材)
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