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一級建築士の過去問 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問89

問題

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[ 設定等 ]
杭の支持力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
地震時に液状化のおそれのない地盤において、杭の極限支持力は、杭の種類や施工法に応じた極限先端支持力と極限周面摩擦力との和として算定できる。
   2 .
地震時に液状化のおそれのある地盤においても、杭の許容支持力は、載荷試験による極限支持力から求めることができる。
   3 .
砂質地盤における杭の極限周面摩擦力度は、杭周固定液を使用した埋込み杭より場所打ちコンクリート杭のほうが大きく評価できる。
   4 .
摩擦杭において杭間隔が十分に確保できない場合は、群杭効果を考慮して支持力を算定する。
( 一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問89 )
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この過去問の解説 (3件)

9
1.適当です。
杭の極限支持力は
杭の極限先端支持力と極限周面摩擦力の和で求めます。


2.不適当です。
杭の許容支持力は載荷試験による
極限支持力の算定式から求める事ができます。
地震時に液状化する恐れのある地盤の場合
液状化により杭の極限周面摩擦力が失われる為
算定式からの検討は不可となります。


3.適当です。
極限周面摩擦力の大小関係は
場所打ちコンクリート杭 > 埋め込み杭 > 打ち込み杭
となります。


4.適当です。
摩擦杭によって杭間隔が十分に確保できない場合
群杭効果を考慮して支持力の算定を行います。

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6
1. 設問の通り
杭の極限支持力Ruは、杭先端の支持力+砂質地盤の周面極限摩擦力+粘性地盤の極限周面摩擦力で算出します。
また、これに安全率(長期1/3、短期2/3)をかけた許容支持力を用いて設計します。

2. 誤り
基礎杭周辺の地盤が下記に該当する場合には、杭の許容支持力を載荷試験による極限支持力から求めることはできません。
  ①軟弱な粘土質地盤
  ②軟弱な粘土質地盤上部にある砂質地盤
  ③地震時に液状化する恐れのある地盤

3.設問の通り
砂質土の杭の極限周面摩擦力は、
場所打ちコンクリート杭>杭周固定液を使用した埋込杭>打込み杭 の順に大きくなります。

4.設問の通り
群杭効果とは、群の各杭が地盤を介して影響し合い、単杭とは異なる支持力や変形性状となってしまう現象のことです。
杭一本あたりの支持力が小さくなってしまうため、群杭効果の減少率をかけて支持力を算定します。

2
正解は2です。

1:設問通りです
杭の極限鉛直支持力は液状化や沈下のおそれのない地盤であれば、極限先端支持力と極限周面摩擦力の和で求められます。

2:誤りです
杭の許容支持力は原則
(1)載荷試験による極限支持力から求められる支持力
(2)基礎杭とその周囲の地盤との摩擦力から求められる支持力
の小さい方の支持力を用います。
設問は(1)の値を用いておりますがこの値を用いる前提条件として「地震時に液状化するおそれのある地盤が含まれない場合に限る」となっており、設問では(1)の条件を用いることはできません。

3:設問通りです
砂質土の杭の極限周面摩擦力はN値の倍率の関係より
場所打ちコンクリート杭>埋込杭>打込み杭
となります。

4:設問通りです
摩擦杭によって杭間隔が十分に確保できない場合
群杭効果を考慮して支持力の算定を行います。
なお、群杭中の1本あたりの支持力は、単杭より小さくなります。

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