一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科5(施工) 問101

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科5(施工) 問101 (訂正依頼・報告はこちら)

施工計画等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 特記は、標準仕様書と異なる事項や標準仕様書に含まれていない事項について、設計図書のうち、質問回答書、現場説明書、特記仕様書及び図面において指定された事項をいう。
  • 地震の後に、屋外に設置されているクレーンを用いて作業を行うときは、その地震が中震( 震度4 )の場合であれば、クレーンの各部分の点検を省略することができる。
  • クレーン、リフト、エレベーター等から材料の取込みに使用する仮設の荷受け構台は、積載荷重等に対して十分に安全な構造のものとしたうえで、材料置場と兼用することができる。
  • 品質計画、一工程の施工の確認及び施工の具体的な計画を定めた工種別の施工計画書については、原則として、当該工事の施工に先立ち作成のうえ、監理者に提出する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 設問の通り 
*合わせて覚えましょう
  設計図書の優先順位は
  質問回答書>現場説明書>特記仕様書>設計図書>共通仕様書
  (公共建築工事標準仕様書)

2. 誤り
屋外に設置されているクレーンを用いて作業を行う時は、中震以上(震度4以上)の地震後、または瞬間風速30m/secを超える風が吹いた後は、作業前にクレーン各部分の点検を行うよう定められています。よって設問の記述は誤りです。
(クレーン等安全規則第37条)

3. 設問の通り

4. 設問の通り
施工計画書は、当該工事に「先立って」作成し、監理者に提出しなければいけません。ただし、あらかじめ監理者の承諾をうけた場合にはこの限りではありません。
(公共建築工事標準仕様書)

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02

1.適当です。
特記とは、標準仕様書と異なる事項や
標準仕様書に含まれていない事項について
設計図書のうち

①質問回答書
②現場説明書
③特記仕様書
④図面

において指定された事項を言います。
設計図書との相違があった場合の優先順位は
①→②→③→④→標準仕様書の順になります。


2.不適当です。
中震(震度4)の地震の後に
屋外に設置されているクレーンを用いて作業を行う場合は
クレーンの各部分の点検を行う必要があります。


3.適当です。
仮設工事における荷受け構台は
クレーン・リフト・エレベーター等からの
材料の取り込みに使用する仮設の構台で
十分に安全な構造のものとした上で
材料置場と兼用する事ができます。


4. 適当です。
一工程の施工の確認及び施工の具体的な計画を
定めた工種別の施工計画書は
原則として当該工事の施工に先立ち作成し
監理者に提出する必要があります。

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03

正解は2です。

1:設問通りです
標準仕様書と異なる事項や標準仕様書に含まれていない事項については質問回答書、現場説明書、特記仕様書等によって特記を行います。

2:誤りです
屋外に設置されているクレーンについて、震度4以上の地震が起きた後は、使用前にクレーン各部分の点検を行う必要があります。

3:設問通りです
仮設の荷受け構台は材料置場と兼用することができます。

4:設問通りです
施工計画書については、原則工事の施工に先立って作成し、監理者に提出する必要があります。

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