一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(計画) 問6

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(計画) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 事務所ビルの事務室において、椅子に座った状態で室内の見通しをよくするためにパーティションの高さを床面から110cmとした。
  • 幼稚園において、子ども用足洗い場については床に5%程度の勾配をとり、子ども用手洗い場についてはその高さを床面から65cmとした。
  • 小学校において、居心地のよさや落着き感に考慮しつつ、教室の天井高さを2.7mとした。
  • 病院の4床室の病室において、隣り合うベッドとベッドの間に幅1m以上のスペースを確保するため、その床面積を患者一人につき8m2とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 設問の通り
  座った時の視線の高さは約115㎝程度なので、パーティションの高さを
  110cmとすると座ったままで見通しがきき、120cmとすると見通しを遮る
  ことができます。

2. 誤り
  幼稚園用の手洗い場の高さは50〜55㎝程度とします。よって設問の記述は
  誤りです。

3. 設問の通り

4. 設問の通り
  医療法より、病室の内法床面積は患者一人当たり6.4㎡以上としますが、十
  分な療養環境を確保するため8㎡以上を確保することが好ましいです。

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02

1.設問の通りです。
椅座位時の視線の高さは約115㎝程度です。パーティションの高さを110cmとすると見通しがききますが、120cmとすると見通しを遮ることができます。

2.誤りです。
園児のうち,年齢の低い4歳児の平均身長が約100cm程度であることから,幼稚園における子ども用手洗い場の高さは,床面から50cm程度とします。

3.設問の通りです。

4.設問の通りです。
病室の床面積は患者一人当たり6.4㎡以上必要です。設問は8㎡以上のため正しい。

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03

1.正しい
着座にてパーテーションの高さの基準は、110cmなら見通しが可能。120cmなら視線を遮る。

2.誤り
幼稚園の手洗い場の高さは50cm程度とする。

3.正しい

4.正しい
医療法より病院の病室の広さは6.4㎡必要。
ベッドの間隔を1m程度とすると1床あたり8㎡となる。

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