一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(計画) 問8
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(計画) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
屋内階段に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準( 国土交通省 )」に照らして、最も不適当なものはどれか。
- 階段の両側の壁に手すりを設けるに当たり、その手すりの端部は、階段の上端では水平に45cm延長させ、下端では斜め部分も含めて段鼻から45cm延長させた。
- 階段に上下2本の手すりを設けるに当たり、その上段の手すりの高さを80cmとし、下段の手すりの高さを60cmとした。
- 階段の蹴上げを15cm、踏面を32cm、蹴込みを1cmとした。
- 階段上端部と連続する床については、視覚障がい者が段を認識できるように、段の手前5cmの位置に線状ブロックを敷設した。
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この過去問の解説 (3件)
01
階段の上端・下端から水平に45㎝以上延長します。また、手すりは踊り場
にも連続させ、途中で途切れないように設置します。
2. 設問の通り
階段に上下2本の手すりを設置する場合、高さはそれぞれ段鼻から、
上段:75〜85㎝程度
下段:60〜65㎝程度とします。
尚、1本のみの場合は、段鼻から75〜85㎝程度とします。
3. 設問の通り
バリアフリー階段は、下記の数値とします。
蹴上げ:16㎝以下
踏面:30㎝以上
蹴込み:2㎝以下
階段幅:140㎝以上
4. 誤り
階段上端部と連続する床には、段の30㎝程度手前の位置に、
警告を示す[点状ブロック]を敷設します。
[線状ブロック]は進行方向を示す誘導用ブロックなので、
設問の箇所への敷設は不適切です。
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02
1.設問の通りです。
安全に昇降できるように、階段の手摺は45㎝以上延長させます。
2.設問の通りです。
3.設問の通りです。
バリアフリー法に適した階段とするには、蹴上げ:16cm以下、踏面:30cm以上、蹴込み:2cm以下とします。
4.誤りです。
視覚障がい者が段を認識できるように、段の手前30cmの位置に警告用点字ブロックを敷設するのが適当です。段の手前5cmでは転んでしまいます。
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03
手すりは45cm程度延長する
2.正しい
手すりを2段とする場合、高い方は75~85cm
低い方は60~65cmとする。
3.正しい
蹴上16cm以下、踏面30cm以上、蹴込2cm以内とする。
4.誤り
点字ブロック等を敷設する場合、段の手前30cmに設ける。5cm手前では危ない
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