一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(計画) 問15
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(計画) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
災害に関連した建築物等の整備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 「指定緊急避難場所」としての施設は、災害が発生した場合、又は発生するおそれがある場合にその危険から逃れるための避難場所であり、洪水等に係るものについては、想定される洪水等の水位以上の高さに避難スペースを配置する必要がある。
- 「基幹災害拠点病院」には、病院機能を維持するために必要な全ての施設が地震等に対して安全な構造を有すること、敷地内にヘリポートを有すること等が求められている。
- 「応急仮設住宅」のうち「借上型仮設住宅」は、地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて供与することをいい、東日本大震災以降は「みなし仮設住宅」とも呼ばれているものである。
- 「応急仮設住宅」のうち「建設型仮設住宅」は、災害発生後に速やかに建設され、恒久的に供与されるものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
災害の危機から命を守るために緊急的に避難をする場所で、災害種別ごと
に指定されます。
2. 設問の通り
災害時に都道府県の中心的な役割を果たすため災害医療体制の機能強化が
された病院で、下記のような機能が求められています。
・敷地内にヘリポートを有すること
・診療施設は耐震構造を有すること
・3日分程度の燃料、食料、飲料水、医薬品等の備蓄
3. 設問の通り
4. 誤り
[建設型仮設住宅]は、災害発生後に緊急に建設して一時的に供与されるも
で、恒久的に供与されるものではありません。原則、供与期間は建基法85
条3項、4項により規定する期限(2年以内)と定められています。
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02
「指定緊急避難場所」としての施設は、災害が発生した場合、想定される洪水等の水位以上の高さに避難スペースを配置する必要があります。
2.設問の通りです。
「基幹災害拠点病院」には、病院機能を維持するために必要な全ての施設が地震等に対して安全な構造を有すること、敷地内にヘリポートを有すること等が求められます。
3.設問の通りです。
「借上型仮設住宅」は、地方自治体が民間賃貸住宅を借り上げて供与することをいいます。
4.誤りです。
「応急仮設住宅」のうち「建設型仮設住宅」は、一時的に供与されるもので恒久的に供与されるものではありません。
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03
2.正しい
3.正しい
4.誤り
建設型仮設住宅は、恒久的ではなく供与機関2年以内として定めるものとされている。
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