一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問21
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
環境工学における用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 色度は、色の明度と彩度の二つの属性を含めた知覚的評価の指標である。
- 音の回折は、音波の伝搬空間に障害物がある場合に、障害物の背後に音が回り込んで伝搬する現象であり、障害物の大きさよりも音の波長が大きいほど回り込みやすい。
- 壁体の定常伝熱は、壁体の両面の空気温度又は表面温度を長時間一定に保った後も、壁体内の各部の温度が時間の経過によって変化せず、熱流量が一定な場合の伝熱過程をいう。
- 建築物の壁面に沿った風の流れが、隅角部で建築物から離れる現象を、一般に、剥離流という。
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この過去問の解説 (3件)
01
[色度]とは、「色相」と「彩度」を数量的に表示したものです。
設問の「明度」と「彩度」は[色調]についてです。
2. 設問の通り
音の波長が大きい=周波数が小さい=低音が回り込みやすくなります。
3. 設問の通り
時間的に温度や熱流が変化しない状態にある伝熱を言います。
4. 設問の通り
剥離流は周囲の風と比べると風速が増大する、代表的なビル風の強風現象
です。
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02
色度とは明度を除いた光の色で、色相と彩度を数量的に表示したものです。設問の内容は色調についてです。
2.設問の通りです。
3.設問の通りです。
壁体の定常伝熱は、壁体の両面の空気温度又は表面温度を長時間一定に保った後も、壁体内の各部の温度が時間の経過によって変化せず、熱流量が一定な場合の伝熱過程をいいます。
4.設問の通りです。
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03
色度:色相+彩度
色調(トーン):明度+彩度
2.正しい
長い波長は音が回り込みやすい
3.正しい
4.正しい
建築物の角で壁から離れていく風を剥離流と呼び、その時の風速は通常よりも早くなる。
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