一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問22
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
室内の温熱・空気環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 予測平均温冷感申告( PMV )は、主に均一な環境に対する温熱快適指標であることから、不均一な放射環境や上下温度分布が大きな環境等に対しては、適切に評価できない場合がある。
- 中央管理方式の空気調和設備を設ける居室においては、浮遊粉じんの量を概ね0.15mg/m3以下とする。
- 室内の酸素濃度が18%近くに低下した場合、人体に対しては生理的に大きな影響を与えにくいが、開放型燃焼器具の不完全燃焼をもたらすおそれがある。
- 平均放射温度( MRT )は、室温によらず、グローブ温度及び気流速度の計測値から概算で求められる。
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この過去問の解説 (3件)
01
[予測平均温冷感申告]
温冷感に影響する6要素(気温、湿度、風速、放射、代謝量、着衣量)を
考慮し評価した温熱快適指標です。
2. 設問の通り
建基法施工令129条の2の6より、浮遊粉じんの量を概ね0.15mg/m³以下と
するよう定められています。
3. 設問の通り
開放型燃焼器具は、燃焼時に室内の空気を使う暖房器具で、室内の酸素濃
度が18%近くになると不完全燃焼をもたらす恐れがあります。
4. 誤り
[平均放射温度]
室温、グローブ温度、風速から求めます。よって設問の記述は誤りです。
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02
2.正しい
3.正しい
通常の空気には酸素が21%程度含まれている。
18%まで低下しても人体に影響はないが、室内で吸排気を行うストーブなどで不完全燃焼が発生しだす。
4.誤り
平均放射温度MRTはグローブ温度、室温、気流速度から求められる。
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03
予測平均温冷感申告( PMV )は、不均一な放射環境や上下温度分布が大きな環境等に対しては、適切に評価できない場合があるので注意が必要です。
2.設問の通りです。
中央管理方式の空気調和設備を設ける居室においては、浮遊粉じんの量を概ね0.15mg/m3以下とするよう定められています。
3.設問の通りです。
4.誤りです。
平均放射温度( MRT )は、周囲の 全方向から受ける熱放射を平均化した温度表示を言い、室温により変化します。
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