一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問27

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

昼光・照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度で補正した値である。
  • 受照面が均等拡散面である場合の輝度は、照度と反射率の積に比例する。
  • 長時間の精密な視作業のための基準昼光率は、2%である。
  • 設計用全天空照度は、普通の日( 標準の状態 )の場合、15,000 lxを用いることが多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 設問の通り

2. 設問の通り
  [輝度]…光源または受照面から特定方向に出射する単位面積当たりの光度
 (明るさ)を言います。
  均等拡散面の輝度は、照度と反射率との席に比例します。

  [均等拡散面]…どの方向から見ても輝度が等しい面を言います。

3. 誤り
  長時間の精密な視作業のための基準昼光率は、5%です。2%は普通教室・
  読書・一般事務作業レベルです。

4. 設問の通り
  設計用全天空照度は、多くは普通の日の数値を用います。
  *全天空照度
   明るい日…30,000lx
   普通の日…15,000lx
   暗い日 …5,000lx

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02

1.設問の通りです。
光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度で補正した値のことです。

2.設問の通りです。
受照面が均等拡散面である場合の輝度は、照度と反射率の積に比例します。            光束発散度M=照度E×反射率ρ

3.誤りです。
長時間の精密な視作業のための基準昼光率は、5%以上必要です。

4. 設問の通りです。
設計用全天空照度は、普通の日( 標準の状態 )の場合、一般的に15,000 lxを用います。

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03

1.正しい
光束を用いた光度や照度も視感度に影響されるところに注意。

2.正しい
光束発散度M=照度E×反射率ρにて計算される。

3.誤り
2%ではなく5%必要。

4.正しい
全天空照度は最低でも暗い日を5000lxとし、
標準としては普通の日に15000lxを用いる。

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