一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問34
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水再利用水の原水としては、手洗器・洗面器や湯沸室からの排水のほかに、厨房からの排水も利用することができる。
- 利用頻度が低い衛生器具には、器具付きのトラップの下流の配管の途中に、Uトラップを設けることが望ましい。
- 分流式排水は、建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい、公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいう。
- 公共下水道が合流式の地域において、雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続する場合には、トラップますを介して接続する。
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この過去問の解説 (3件)
01
排水再利用水の原水としては、厨房や便所洗浄排水も利用することができ
ますが、高度な処理が必要となります。
2. 誤り
二重トラップは排水の流れを阻害してしまうため、禁止されています。設
問は、器具付きトラップ+配管にUトラップの二重トラップとなってしま
うので、誤りです。
3. 設問の通り
4. 設問の通り
雨水系統への臭気の侵入を防ぐため、トラップますを介して接続します。
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02
排水再利用水の原水としては、厨房からの排水も利用できます。
2.誤りです。
器具付きのトラップの下流の配管の途中に、Uトラップを設けることは二重トラップとなり、害虫の侵入防止には有効ですが、排水の流れが阻害されるため禁止されています。
3.設問の通りです。
分流式排水は、建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい、公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいいます。
4.設問の通りです。
公共下水道が合流式の地域において、雨水排水管を一般排水系統の敷地排水管と接続する場合には、トラップますを介して接続しなければいけません。
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03
排水の再利用は洗面手洗いの排水から便所の洗浄廃水まで使用可能である。
※便所の洗浄排水は便所の排水にしか使用できない。
2.誤り
ダブルトラップは禁止されている。
3.正しい
分流方式は2種類あるので両方確認しておくようにしてください。
4.正しい
屋内で雨水と雑排水の合流は禁止されており、屋外で接続させる場合はトラップを設ける。
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