一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(構造) 問83
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(構造) 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造の柱及び梁における付着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 主筋間のあきが大きくなると、付着割裂強度は小さくなる。
- 細径の主筋を用いる場合よりも、太径の主筋を用いる場合のほうが、断面の隅角部に付着割裂破壊を生じやすい。
- 付着割裂破壊に対する安全性の検討を行う場合、帯筋、あばら筋及び中子筋の効果を考慮して、付着割裂強度を算定してもよい。
- 部材端部にせん断ひび割れが生じる部材では、主筋の引張応力度を一定とみなす範囲を除いたうえで、設計用付着応力度を算定する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
付着割裂強度は鉄筋間のあきやかぶり厚さに影響し、主筋間のあきが大き
くなるほど、付着割裂強度は大きくなります。
よって設問の記述は誤りです。
2. 設問の通り
隅角部分に太径の主筋を用いると、鉄筋にかかる応力が大きくなるため、
付着割裂破壊が起こりやすくなります。
3. 設問の通り
帯筋等の横補強金は、割裂ひび割れが生じた際に広がりを拘束するため、
付着割裂強度を高める効果があります。
4.設問の通り
参考になった数10
この解説の修正を提案する
02
主筋間のあきが大きくなると、付着割裂強度は大きくなります。従って誤りです。
2.[正]
太径の主筋にはより大きな応力が作用するため、細径と比較して付着割裂破壊を生じやすくなります。
3.[正]
帯筋等によりひび割れが拘束されるため、付着割裂強度が高くなります。
4.[正]
せん断ひび割れが生じる部材では内法長さから、梁の有効せい分を除いて設計用付着応力度を求めます。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
2.記述のとおりです。隅角部分に太径の主筋を用いると、大きな力を受けて主
筋に沿って付着割裂破壊が生じやすくなります。
3.記述のとおりです。せん断補強筋量が多いほど、直接拘束された鉄筋が多い
ほど付着割裂強度を高めます。
4.記述のとおりです。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問82)へ
平成29年(2017年)問題一覧
次の問題(問84)へ