一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科5(施工) 問105

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科5(施工) 問105 (訂正依頼・報告はこちら)

地盤調査及び仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 根切り底以深の地盤が粘性土層と砂質土層との互層となっていたので、砂質土層において揚水試験を行い、被圧地下水位、透水係数等を求めて、根切り工事の地下水処理工法を検討した。
  • 地盤の変形や強さ等の支持力特性を直接把握するため、根切り工事後に平板載荷試験を実施した。
  • 枠組足場において、高さ2m以上に設ける作業床の設置に当たり、墜落防止措置のため、床材と建地( 支柱 )との隙間を12cm未満とした。
  • 吊り足場( ゴンドラの吊り足場を除く。 )における作業床の最大積載荷重を定めるに当たり、吊りワイヤロープの安全係数を5とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.記述のとおりです。
 地盤が粘性土層と砂質土層との互層となっている場合は砂質土層(帯水層)
 において揚水試験又は透水試験等を行い、被圧地下水位や透水係数等を求
 め、地下水処理工法を検討します。
2.記述のとおりです。
 平板載荷試験は地盤の変形や強さ等の支持力特性を直接把握するために実施
 されます。
3.記述のとおりです。
 労働安全衛生規則より、高さ2m以上に設ける作業床は床材と建地の隙間を
 12cm未満とします。
4.労働安全衛生規則より、つり足場(ゴンドラのつり足場を除く)や荷受け構
 台などに使用する、吊りワイヤーロープの安全係数は10以上としなければな
 りません。

参考になった数14

02

1.正しい→粘性土層と砂質土層が互層となっている場合は、砂質土層で揚水試験を行います。

2.正しい→根切り工事の後に平板載荷試験を実施します。

3.正しい→床材と建地との隙間は12㎝未満とし、
床材同士の隙間は3㎝以下とします。

4.誤り→吊りワイヤーロープの安全係数は10になります。
吊り鎖・吊りフックの安全係数は5になります。

参考になった数10

03

1.正しい記述です。

2.正しい記述です。

3.正しい記述です。

4.吊りワイヤロープは、安全係数10以上のものを使用し、吊り鎖及び吊りフックは安全係数5以上のものを使用しなければなりません。

参考になった数6