一級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科2(環境・設備) 問35

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科2(環境・設備) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ガス瞬間式給湯機の給湯能力は、1lの水の温度を1分間に25°C上昇させる能力を1号として表示される。
  • 給湯設備における加熱装置と膨張タンクとを連結する膨張管には、止水弁を設ける。
  • 営業用厨房の排水設備において、グリース阻集器への流入管には、一般に、トラップを設けない。
  • 排水槽に設ける通気管は、一般に、排水管に接続する通気管とは別に設け、外気に開放させる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.設問通りです。
2.水は加熱するとその体積が膨張し、加熱源のタンク内部の圧力が上昇します。膨張管はその圧力をタンク外部に逃がしタンク内部の圧力を下げる役割りをしており、タンクの破裂を防ぎます。よって膨張管に止水弁を設けてはなりません。
3.設問通りです。
4.設問通りです。

参考になった数15

02

この問題は、給排水設備に関する問題です。

用語が多いですが、覚えてしまえば解きやすい分野です。

選択肢1. ガス瞬間式給湯機の給湯能力は、1lの水の温度を1分間に25°C上昇させる能力を1号として表示される。

正しいです。

ガス瞬間式給湯機の給湯能力は、1Lの水の温度を1分間に25°C上昇させる能力を1号として表示します。

選択肢2. 給湯設備における加熱装置と膨張タンクとを連結する膨張管には、止水弁を設ける。

誤りです。

給湯設備には膨張管を設けますが、膨張管に止水弁を設けると止水弁が閉じた時に給湯設備を破損させてしまう恐れがあるため、膨張管には止水弁を設けてはなりません。

選択肢3. 営業用厨房の排水設備において、グリース阻集器への流入管には、一般に、トラップを設けない。

正しいです。

トラップを有するグリース阻集器に更にトラップを設けると二重トラップとなってしまうため、設けてはなりません。

選択肢4. 排水槽に設ける通気管は、一般に、排水管に接続する通気管とは別に設け、外気に開放させる。

正しいです。

排水槽に設ける通気管は、外気に開放させる、かつ、他の通気管に接続することはできません。

参考になった数7

03

1. 正しい。設問の通りです。
2. 誤り。水を加熱すると体積が大きくなり圧力が大きくなります。膨張菅は圧力を逃がす役割があるため、膨張菅に止水弁を設けると加熱装置が破損する危険があります。加熱装置と膨張タンクとを連結する膨張管には、止水弁を設けてはなりません。
3. 正しい。設問の通りです。
4. 正しい。設問の通りです。

参考になった数5