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一級建築士の過去問 令和元年(2019年) 学科1(計画) 問6

問題

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環境に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
越屋根は、切妻屋根等の棟の一部に設けられた小屋根又はその下の開口部を含めた部分をいい、当該開口部から自然換気や採光が期待できる。
   2 .
コンクリート躯体を蓄熱体として利用するためには、「外断熱とすること」、「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に当てること」、「コンクリート躯体を直接室内に露出させること」等が有効である。
   3 .
クールスポットは、外気温度が建築物内の温度以下となる夜間を中心に、外気を室内に導入することによって躯体を冷却する方法であり、冷房開始時の負荷を低減し、省エネルギー化を図ることができる。
   4 .
アースチューブは、地中に埋設したチューブに空気を送り込み、夏期には冷熱源、冬期には温熱源として利用する方式であり、一般に、外気温度の年較差又は日較差が大きい地域ほど熱交換効果が大きい。
( 一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科1(計画) 問6 )
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この過去問の解説 (3件)

17
正解は3です。

1:設問通りです。
屋根の上に、棟をまたいで一段高く小屋根を設けることで採光・換気・煙出しを行うことができます。

2:設問通りです。
コンクリートは熱伝導率(固体内の熱の通りやすさ)が比較的高いので、室内側は露出させて、躯体外側は外気に熱が抜けないように断熱材を設けるべきです。また、熱容量の大きいコンクリートは日射の影響を受けにくいので、蓄熱を考慮すると直接日射をコンクリートにあてた方がよいです。

3:設問はナイトパージの説明となっており誤りです。
クールスポットとは、日陰や木陰、池の周辺や、蓄熱しにくい緑地などに冷気が停滞するため涼しく感じられる場所のことを指します。

4:設問通りです。
建物に取り入れる空気を、アースチューブと呼ばれる地中に埋めたチューブに通すことで、地中熱と熱交換が行われ、冷却や加熱を行うことができます。

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6
正解は3です。

1.越屋根は、屋根の棟部分に採光、換気、煙抜きのための小屋根のある屋根です。小屋根がトップライトと同じ働きをします。

2.設問の通りです。コンクリートは熱容量が大きいので、コンクリート壁や床に熱を貯めることができます。貯めた熱は室内の温度が低い際に放出する為、快適な住環境が保てます。

3.設問の記述は、ナイトパージの記述になっています。クールスポットは、樹木などの日陰、散水による水分の蒸発などによって局所的に形成される涼しく感じる場所のことです。

4.アースチューブは地中埋設管(アースチューブ)を通して外気を取入れ、地中の恒温性を利用して外気の予冷、予熱を行います。空調設備の省エネルギーになります。

2

この問題は、環境に配慮した建築計画に関する問題です。

環境配慮については様々な技術や要素が用いられています。

用語の意味と特徴をしっかり理解しましょう。

選択肢1. 越屋根は、切妻屋根等の棟の一部に設けられた小屋根又はその下の開口部を含めた部分をいい、当該開口部から自然換気や採光が期待できる。

正しいです。

越屋根とは、切妻屋根等の棟の上に設けられた小屋根のことです。

立ち上がり部分に開口部を設け、換気や採光を取り入れることが可能です。

選択肢2. コンクリート躯体を蓄熱体として利用するためには、「外断熱とすること」、「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に当てること」、「コンクリート躯体を直接室内に露出させること」等が有効である。

正しいです。

コンクリートは熱容量が大きく、蓄熱体として利用することが可能であり、「外断熱にすること」「開口部からの日射を直接コンクリート躯体に充てること」「コンクリート躯体を直接室内露出させること」等が有効です。

選択肢3. クールスポットは、外気温度が建築物内の温度以下となる夜間を中心に、外気を室内に導入することによって躯体を冷却する方法であり、冷房開始時の負荷を低減し、省エネルギー化を図ることができる。

誤りです。

クールスポットとは、熱中症対策の一つとして設けられた身近で涼しく過ごせる空間・場所のことです。

設問は「ナイトパージ」の説明文です。

選択肢4. アースチューブは、地中に埋設したチューブに空気を送り込み、夏期には冷熱源、冬期には温熱源として利用する方式であり、一般に、外気温度の年較差又は日較差が大きい地域ほど熱交換効果が大きい。

正しいです。

アースチューブとは、地中に埋設したチューブに外気を送り込み、夏には令熱源に、冬には温熱源に利用する方式です。

外気温度の年較差が大きい地域ほど効果が高くなります。

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