一級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科1(計画) 問16

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問題

一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科1(計画) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

病院に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 病院は、医業又は歯科医業を行う場所であり、20人以上の患者を入院させるための施設を有するものである。
  • 療養病床における1病室当たりの病床数は、4床以下とする。
  • 1看護単位当たりの病床数は、80床を標準とする。
  • 療養病床における患者の利用する廊下の幅は、医療法に基づき、片側に病室がある場合、内法による測定で1.8m以上とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1:設問通りです。
医療法の基づき、病床数20床以上の医療施設を病院、19床以下のものを診療所と区分しています。

2:設問通りです。
病床は4床室程度でありますが、近年はプライベートを考慮して個室の需要も高まってきています。

3:80床が誤りです。
まず看護単位とは、1看護チーム(10人程度)が担当する患者グループのまとまりのことを指します。基本的には、内科・外科は40床、産科・小児科は30床程度が望ましいとされています。

4:設問通りです。
片側に病室がある廊下の場合は1.8m以上、両側の場合は2.1m以上と規定されています。

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02

正解は3です。

1.設問の通りです。
医療法では、病床20床以上の医療施設を病院、19床以下のものを診療所と区分しています。

2.設問の通りです。
療養病床の病床数は、4床以下とします。病室の床面積は6.4㎡/床以上必要です。

3.設問の記述は誤りです。
1看護単位の病床数は、内科、外科は40床程度、産科、小児科は30床程度とされています。

4.設問の通りです。
療養病床の廊下の幅は、片側居室の場合1.8m以上、両側居室の場合2.7m以上とされています。
一般病床の廊下の幅は、片側居室の場合1.8m以上、両側居室の場合2.1m以上とされています。

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03

この問題は、病院の計画に関する問題です。

病室の計画やバリアフリー対応に関する分野は、よく学習して理解しましょう。

選択肢1. 病院は、医業又は歯科医業を行う場所であり、20人以上の患者を入院させるための施設を有するものである。

正しいです。

病院は「医療法」により、医業又は歯科医業を行う場所であり、20人以上の患者を入院させるための施設と定義されています。

選択肢2. 療養病床における1病室当たりの病床数は、4床以下とする。

正しいです。

療養病床(精神病床、感染症病床、結核病床以外)の1病室当たりの病床数は、4床以下とされています。

選択肢3. 1看護単位当たりの病床数は、80床を標準とする。

誤りです。

1看護単位とは、1看護チームが担当する患者のまとまりのことであり、原則60床以下とされています。

選択肢4. 療養病床における患者の利用する廊下の幅は、医療法に基づき、片側に病室がある場合、内法による測定で1.8m以上とする。

正しいです。

療養病床における患者の利用する廊下の幅は、片廊下の場合、内法1.8m以上としなければなりません。

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