一級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科5(施工) 問120

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問題

一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科5(施工) 問120 (訂正依頼・報告はこちら)

設備工事に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 昇降機設備工事において、乗用エレベーターの昇降路内に、エレベーターに必要な配管設備を設けることとなっていたので、その配管設備が地震時においてエレベーターの籠(かご)又は釣合おもりに触れるおそれのないことを確認した。
  • 非常用の照明装置の電気配線は、他の電気回路(電源又は誘導灯に接続する部分を除く。)に接続されず、かつ、非常用の照明装置の電気配線の途中に一般の者が、容易に電源を遮断することのできる開閉器が設けられていないことを確認した。
  • 配管の埋設工事において、給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が300mm程度確保されていることを確認した。
  • 共同住宅の居室に設ける自然換気設備の給気口については、居室の天井の高さの1/2以下の高さの位置に設けられ、常時外気に開放されている構造となっていることを確認した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1:設問通りです
原則として給水・排水などの配管設備はエレベーターの昇降路内には設けませんが、国土交通省の認定があり、エレベーターの機能に支障が生じない場合においてはこの限りではありません。

2:設問通りです
非常用の照明装置の電気配線は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければなりません。
また、一般の者が容易に電源を遮断することができないようにします。

3:300mmが誤りです。
原則として、両配管の水平距離は500mm以上とし、かつ給水管は排水管の上方に埋設します。また、埋設深さ(かぶり)は一般部では300mmとします。

4:設問通りです
自然換気を行う場合の給気口は、居室の天井高さの1/2以下の位置に設けます。

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02

1.正しい記述です。

2.正しい記述です。

3.給水管と排水管を平行して埋設する場合は、水平間隔を500mm以上とし、給水管を上方に埋設しなければなりません。

4.正しい記述です。

参考になった数7

03

この問題は設備工事に関する問題です。

数値が多い分野となりますので、繰り返し学習し、覚えていきましょう。

選択肢1. 昇降機設備工事において、乗用エレベーターの昇降路内に、エレベーターに必要な配管設備を設けることとなっていたので、その配管設備が地震時においてエレベーターの籠(かご)又は釣合おもりに触れるおそれのないことを確認した。

正しいです。

昇降機の昇降路内には原則配管設備を設けませんが、地震時においても昇降機のかご又は釣合いおもりに触れるおそれのない配管設備はこの限りではありません。

選択肢2. 非常用の照明装置の電気配線は、他の電気回路(電源又は誘導灯に接続する部分を除く。)に接続されず、かつ、非常用の照明装置の電気配線の途中に一般の者が、容易に電源を遮断することのできる開閉器が設けられていないことを確認した。

正しいです。

非常用の照明装置の電気配線は他の電気回路に接続せず、かつ、非常用の照明装置の電気配線の途中に一般の者が容易に電源を遮断することのできる開閉器を設けないこととされています。

選択肢3. 配管の埋設工事において、給水管と排水管とを平行して埋設する部分については、給水管を排水管の上方に埋設し、両配管の水平実間隔が300mm程度確保されていることを確認した。

誤りです。

配管の埋設工事において、給水管と排水管とを平行して埋設する部分は、給水管を排水管の上方に埋設し、その間隔は500mm程度確保する必要があります。

選択肢4. 共同住宅の居室に設ける自然換気設備の給気口については、居室の天井の高さの1/2以下の高さの位置に設けられ、常時外気に開放されている構造となっていることを確認した。

正しいです。

居室に設ける自然換気設備の給気口については、居室の天井の高さの1/2以下の高さの位置に設け、常時外気に開放されている構造とします。

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